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中国の鼻腔スプレー型COVID-19ワクチン、
臨床試験を実施中:政府関係者
新華社/china.org.cn , June 12, 2021
China's nasal-spray COVID-19 vaccines
undergoing clinical trials:official

Xinhua/china.org.cn , June 12, 2021

池田こみち Komichi Ikeda(環境総合研究所顧問)
独立系メディア E-wave Tokyo 2021年6月13
日 公開

2020年12月25日、中国の首都・北京にある北京生物製品研究所株式会社の梱包工場で、COVID-19不活化ワクチン製品の包装品質をチェックするスタッフ。
(Xinhua/Zhang Yuwei)


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 臨床試験データの収集が完了した後、専門家は、すでに市場に出回っている注射用アデノウイルスベクターCOVID-19ワクチンを改良した吸入ワクチンの安全性と有効性を研究する予定であると、中国疾病予防管理センターの研究者であるShaoYiming氏は記者会見で述べた。

 吸入式COVID-19ワクチンは、軍事科学院傘下の軍事医学研究所の研究者と中国の
CanSino Biologics Inc(カンシノ生物製剤(株))が共同で開発したものである。

 COVID-19に対抗するための中国のワクチン技術の一つとして、吸入または鼻腔スプレーワクチンが当初から選択されていた、と邵(Shao)氏は付け加えた。

 また、厦門大学(Xiamen University)、香港大学、北京万泰生物製薬会社(Beijing Wantai Biological Pharmacy)が開発したもうひとつのCOVID-19の鼻腔スプレーワクチンは、フェーズ1とフェーズ2の試験を終えている。Shao氏によると、研究者たちはワクチンの有効性をさらに評価するために、海外で第3相臨床試験を適用しているという。