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COVIDパンデミックへの
対策として、米国やパキスタンを
含む各国がインドを支援
How Countries, Including US & Pakistan,
Are Helping India Fight Deadly COVID Pandemic

Shweta Sengar  IT
 News 27 April 2021

翻訳:池田こみち Komichi Ikeda(環境総合研究所顧問)
独立系メディア E-wave Tokyo 2021年4月27日 公開

 


 インドは今、人道的危機の真っ只中にあります。

 ここ数日、1日の新規感染者数が35万5千人に達し、死亡者数も2,000人を超えており、インドはコロナウイルスのパンデミックの最悪の段階にあります。

 病院のICUは過密状態にあり、人々は火葬場を求めて奔走しています。

 このような状況の中、世界各国からの支援は希望の光のように思えます。

◆イギリス

 最初の支援物資は日曜日に英国を出発し、火曜日にインドに到着する予定です。そして、週の後半にはさらなる輸送が行われる予定です。 支援物資には、495台の酸素濃縮器、120台の非侵襲的人工呼吸器、20台の手動式人工呼吸器が含まれています。英国のボリス・ジョンソン首相は声明の中で、「我々は、Covid-19との戦いにおいて深く憂慮すべき時期に、友人でありパートナーであるインドと共に居る」と述べています。

◆米国

 ナレンドラ・モディ首相は、26日月曜日にジョー・バイデン米国大統領と会談し、コロナウィルスとの戦いにおいてインドに提供されているあらゆる支援に感謝しました。これに先立ち、米国の国連大使は、COVID-19感染者の「壊滅的な」急増と闘うインドを支援するため、米国は「24時間体制で」働くと述べました。

 米国は、ワクチンの原材料、人工呼吸器、酸素発生用品、ワクチン拡大のための財政支援を横断的に送るなどの支援を約束しています。 「本日、ジョー・バイデンと有意義な会話をしました。両国で進行中のCOVIDの状況について詳細に話し合い、米国がインドに提供している支援について、バイデン大統領に感謝した」とモディ首相はツイートしていました。

オーストラリア

 オーストラリアは、緊急支援の一環として、酸素、人工呼吸器、個人用保護具(PPE)キットをインドに送ることを発表しました。

ロシア

 ロシアは、酸素濃縮器、発電機、ウイルスの治療に必要な薬剤を含むCOVID-19支援を送る予定です。また、レムデシビル注射剤を300万〜400万本送ることを表明しています。

パキスタン

 パキスタン政府は、人工呼吸器、PPE、その他の救援物資をインドに送っています。パキスタン政府の報道官は4月25日の声明で、「現在のCOVID-19の波を受けて、インドの人々との連帯の意思表示として、パキスタンはインドに人工呼吸器、Bi PAP、デジタルX線装置、PPE、および関連品目を含む救援支援を提供することを申し出た」と述べています。

 社会福祉団体のEdhi Foundationは、インドのパンデミック対策のために、パキスタンの医療従事者が乗務する50台の救急車を派遣することを表明しました。現在、モディ首相率いる政府の許可を待っているところです。

中国

 両国の間には国境を越えた緊張関係がありますが、中国はこの危機的状況の中でインドを支援することを約束しています。

 エアインディアは、800台の酸素濃縮器を香港からデリーに空輸しました。在スリランカ中国大使館のツイートによると、1週間後にはさらに1万台の酸素濃縮器がインドに到着するとのことです。

シンガポール

 インド空軍は4月24日、シンガポールから寄贈された4つの極低温酸素タンクを受け取りました。

 困難な状況にあるとき、これらの国からの人道的な支援は、COVIDとの戦いに勝利するためには、皆が一丸となった努力が必要であることを示しています。