エントランスへはここをクリック   

台湾の孫文学校長、民進党当局に
BNTとシノファームのワクチン5mずつ
の寄贈を早急に承認するよう要請
 環球時報 2021年5月30日
Taiwan-based Sun Yat-sen school head
urges DPP authority to approve donation of 5m BNT
and 5m Sinopharm vaccines ASAP
Global Times 30 May 2021

翻訳:青山貞一 Teiichi Aoyama(東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年5月30日 公開 

 

台湾コロナウイルス Photo:VCG

 台湾の孫文学校長(Sun Yat-sen School Head)のチャン・ヤ・チョン(Chang Ya-chung)氏は土曜日に、同校が上海のフォースン・ファーマ(Fosun Pharma)社からの500万回分のBNT COVID-19ワクチンと、中国本土の開発者であるシノファーム(Sinopharm)社から500万回分のワクチンの第一陣の寄付を受け入れたことを明らかにした。

 チャン氏は土曜日のGlobal Times紙に、彼と彼の学校が会社に代わって関連事項を処理すると述べた。

 チャン氏は、どのワクチンを接種したいかという台湾住民の自由な選択を尊重すると述べた。シノファーム社のワクチンは、世界保健機関(WHO)から緊急用として承認されている。

 シノファーム社のワクチンは、世界保健機関(WHO)から緊急用として承認されており、第1回目の寄付の後、必要に応じて第2回目の寄付を行うとのことである。

 台湾ではCOVID-19の感染が急速に拡大しており、対応が難しいことから、現在の困難な状況を打開するにはワクチンしかないとチャン氏は述べ、ワクチンの入手が困難な状況を打開するために、中国大陸の友人に連絡を取り、緊急事態に対処するためのワクチンを入手する方法があるかどうかを調べようとしている。

 今回のCOVID-19ワクチン1,000万本の無償提供は、北京の台湾海峡両岸文化センター所長で蒋経国の孫にあたる曾仁庵氏がコーディネートしたものである。

 チャン氏によると、今回のワクチンは台湾の保健当局に預けることになっており、現地当局と交渉してワクチンの展開とその後の接種を協力して手配したいという。

 死者数が増加していることから、チャン氏は、民進党当局が人道主義に基づいて判断し、政治的配慮から今回のワクチンの取り扱いに干渉しないことを望んでいるという。チャン氏は、民進党当局が人々の命を救うために、今回のワクチンの導入を速やかに承認することを望んでいるという。