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ウクライナ、ザポリージャ原発を砲撃
地元当局

Ukraine shells Zaporozhye nuclear plant – local authorities
Ten shells reportedly launched by Kiev’s forces landed near the facility

RT  War in Ukraine- #1274 11 August 2022

ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年8月12日



ファイル写真. ウクライナのエネルゴダールにあるザポリージャ原子力発電所。© Sputnik / Konstantin Mikhalchevsky

リード文 キーウ軍が発射したとされる10発の砲弾が施設周辺に着弾。ウクライナ、ザポリージャ(Zaporozhye)の原子力発電所を砲撃-地元自治体


本文

 地方当局によると、キーウ軍が発射した10発の砲弾は、木曜日にザポリージャ原子力発電所の近くに着弾した。同施設はウクライナ南東部に位置するが、モスクワ軍の支配下にある。

 ザポリージャ州軍民管理局のウラジミール・ロゴフ氏によると、原発の司令官室付近、溶接現場と放射性物質貯蔵施設の隣に5発の砲弾が着弾し、付近の草に火がついたという。

 また、発電所横の消防署付近にも5発の砲弾が着弾し、勤務交代ができなくなった。

 ロゴフ氏は、木曜日に発電所が攻撃を受けたのはこれが2回目であり、ドニエプロペトロフスク州に配置された多連装ロケットシステムと重砲を使用するウクライナ軍によって攻撃が行われたことを示唆したと述べた。

 発電所に最も近い都市エネルゴダールの軍民行政は、どの攻撃も原子炉の火災につながらず、死傷者は報告されていないと述べた。

 ヨーロッパ最大級とされるザポリージャ原発は、モスクワが隣国での軍事作戦を開始した2月下旬にロシア軍に接収された。同施設は、ロシアの支配下でウクライナ人スタッフとともに稼働を続けている。

 先週、地方当局によると、ウクライナ軍が工場に対して一連の攻撃を行い、施設の回路がショートして火災が発生したが、最終的には鎮火したという。

 モスクワはキエフの攻撃を「核テロ」と非難し、このような「自殺行為」を行うことでヨーロッパ全体を人質に取っていると非難している。

 ウクライナ側は原発を狙ったものではないと繰り返し否定し、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領は逆にロシアが同施設を砲撃したと非難している。

 また、ウクライナと米国は、ロシア軍が原発を隠れ蓑にしていると非難しているが、モスクワはこれを否定している。