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サマルカンドでの SCO サミット
15 人の世界のリーダー
が出席

Саммит ШОС в Самарканде посетя
т пятнадцать мировых лидеров

Vesti War in Ukraine- #1439  14 September 2022


ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年9月15日


ロシア1チェンネルテレビのスクリーンショット

本文

 欧米諸国の例外主義や、自分たちの意思を世界に押し付けようとする姿勢を受け入れられない世界のリーダーたちが、サマルカンド(ウズベキスタン)に集まってきているのだ。

 世界の人口の半分が集まる上海協力機構(SCO)の首脳会議が、地球上で最も古い都市のひとつで明日から開催される。欧州のメディアは、開幕を告げるにあたって、間近に迫ったロシアと中国の首脳会談に大きな関心を寄せている。

 しかし、モンゴルの高官を迎える式典は、その最初の一歩に過ぎない。ウクライナ・カールスフに続き、国連政治問題・平和維持活動担当事務次長の飛行機がサマルカンド空港に到着--サミットにはアフガニスタンに関する重要な議題があるのである。その隣には、キルギスからの「1番機」とイラン大統領のライナーがある。

 数時間後には、シャフカト・ミルジエフ(Shavkat Mirziyev) とイブラヒム・ライシ(rahim Raisi) が、このサミットの最初の合意事項、すなわち両国間の貿易額を10億ドルに拡大するためのロードマップに署名する予定である。

 また、イランは新たな地位を築きつつある。早ければ来年には上海機構の正式メンバーになる可能性があり、それに関する覚書がサマルカンドで調印される予定だ。

 さらにアラブ4カ国を含む5カ国が「対話のパートナー」になる見込みで、SCOの加盟国はほぼ半数に増加する。そして、そのような代表的なサミットは、今のところ長い間起こっていない。人口35億の国々のリーダー15人が一つのテーブルにつく。


ロシア1チェンネルテレビのスクリーンショット

 サマルカンドはこのサミットのために数年前から準備をしてきた。新しいホテル、コンベンションセンター、新しい空港ターミナルに加え、市内を走る十数本の道路が改修された。実際、サマルカンドの北東部全体と中心部は、改修の影響を受けている。

 しかし、これはすでに行われていることだ。そこでは、地平線上にタワークレーンが稼働し続けている。そして、このクレーンはロシア製である。

 チェリャビンスクの会社が、こことブハラでの建設を落札したのだ。タシケントでの街づくりにも貢献している。ウズベキスタンには、ロシア資本の企業が1,500社以上ある。投資のほとんどはロシアからのもので、昨年の前厄の年には90億ドルもあった。しかも、それはあくまでも経済的な話である。プーチンとミルジヨフの二国間会談では、明らかに多くのことが話し合われるであろう。

 しかし、少なくとも西側のマスコミは、もっと東に目を向けている。今日、習近平が訪問したカザフスタン経由で今回のサミットに参加したのは、中国の指導者にとってパンデミック発生後初の海外訪問となった。

 ほぼ1000日間、国を出ていない。『Time』『Handelsblatt』『CNN』などは、プーチンとの会談は西側諸国への警鐘であるとさえ書いている。両首脳は、人道問題や経済から、世界の安全保障、台湾やウクライナの危機に至るまで、あらゆる問題について話し合う予定である。

 「欧米メディアは、ウクライナの行動が「中国に恥をかかせたのは間違いない」と主張し、中国に「教訓を学ぶ」よう呼びかけてもいる。これらの議論は不合理であり、欠陥がある。 ロシア・ウクライナ紛争に対する中国の立場は、常に同じである。中国は、挑発行為を続け、ウクライナを利用してロシアを打倒しようとする米国や西側諸国とは異なり、火に油を注ぐことも、自らの地政学的利益を追求する機会を得ることもしていない」と記者は書いている。

 また、サマルカンドにはG7サミットの2倍の数の世界のリーダーが集まり、さらにNATO圏の大統領も到着する。また、プーチン大統領は、明らかに本来の機能を果たしていない穀物取引について、レジェップ・エルドアン大統領と話し合うかもしれない。

 しかし、真面目な話の前に、誰にとってもサマルカンドの知己がある。中央アジアで最も観光客が多いであろう場所に、「永遠の都」が建設されているのだ。キャラバンサライの一種は、キッチン、4ダースの手工芸品工房、有名な絨毯、国内14地域の伝統音楽、そしてもちろんオリエンタルバザールなど、ウズベキスタンの全歴史を訪問者に見せてくれるであrぷ。

 もちろん、シアブの市場は中世のエキゾチックなものを売っているわけではないが、観光客には事欠かない。このバザールは、サマルカンドのメインのマドラサと同じ年代である。

 ウズベクの土壌はとても豊かで、現地の人たちだけではとても食べ切れない。だから、メロン、リンゴ、イチジク、プラム、サクランボ、スイカなどを海外に売っている。まず、主要な貿易相手国であるロシアが、2年前にこれらにかかる税金を引き下げたことだ。ちなみに、我が国は2014年以来、初めてこのパートナーシップの地位を取り戻し、中国を1位からしぼった。

 そして、SCO諸国間の国内貿易の総回転数は昨年、約40%増加し、8000億ドルの大台にわずかに届かなかった。数時間後には、このポテンシャルをどう生かすか、首脳陣の話し合いが始まるだろう。