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記事訂正
フランス
エネルギー危機の中、
原発の修復開始を決定
=ブルームバーグ

Sputnik 日本語
War in Ukraine- #1474correction  19 September 2022


独立系メディア E-wave Tokyo 2022年9月19日


みなさまへ

 昨日お送りしました以下のフランスの原発事情についてのSputnik日本語版の米ブルームバーグをもとにSputnikが執筆した記事ですが、フランス在住の方か、記述内容に間違いがあるという指摘をいただきました。

 米ブルームバーグ記事のSputnik編集部による日本語翻訳に誤りがあるとして、フランスの解体作業中の12基の原子力発電所について寄せられた内容を以下に示しますので、参照ください。

 青山貞一

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解体作業中の12基(そのうち3基は原爆製造用で発電には関係ない):

 ・マルクール核施設のG1、G2、G3原子炉(原発製造炉)
 ・ シノン原子力発電所の天然ウラン黒鉛ガス(UNGG)炉3基
   (A1/EDF1、シノンA2/EDF2、シノンA3/EDF3)。
 ・ サン=ローラン=デ=ゾー原子力発電所のEDF4、EDF5型
   原子炉(UNGG型)2基。
 ・ブジェイ原子力発電所の1号炉(UNGG型)。
 ・ブレニリス核施設の重水炉(EL4):この炉は実験炉で、発電
  は初期にわずかにしただけ。解体作業が30年前から続いて
  いるが、まだ完成していない。
 ・クレー・マルヴィルの高速増殖炉「スーパーフェニックス」。
 ・ショーA 原発:2007年に解体が始まり、2022年に完成予定の
  加圧水型原子炉1基。
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 その他、マルクールの高速増殖のための研究炉フェニックスの解体が始まっている。またフェッセイハイム原発は廃炉が決まったが準備があるため、まだ解体作業は始まっていない。



2022年9月18日, 16:16
フランス エネルギー危機の中、原発の修復開始を決定=ブルームバーグ - Sputnik 日本, 1920, 18.09.2022 © 写真 : Pixabay/12923


本文

 フランスはエネルギー危機を受け、原子力発電所の修復を決定し、工事を開始した。ブルームバーグが報じている。

 記事の著者であるリオネル・ローラン氏は、産業用溶接工や配管工のほか、各種金属工は、2023年までに老朽化した原子力発電所を修理する任務を負わされていると指摘している。

 記事によると、フランスにある56基の原子炉のうち32基が廃炉となり、さらに12基が停止へ向けて準備中。経済的損失は290億ユーロ(約4兆1500億円)にのぼるという。


仏パリ 数千人がマクロン大統領の辞任を求めるデモを実施 - Sputnik 日本, 1920, 18.09.2022

 ローラン氏は「エネルギーが緊急に必要であることを考えると、官僚主義の一部を緩め、修理の手順を一部延期してでも、とにかく発電を再開したいという誘惑に駆られる。安全上のリスクが同程度ではない場合はなおさらだ」と綴っている。

 同氏によると、フランスでは修復作業を行う資格のある人員が不足している。現在、フランスは、欧州のエネルギー危機を和らげるために、独自の溶接学校を開設し、東欧や北欧などから専門家を招聘するなど、あらゆる手段を講じている。

 先に、欧州では冬の混乱や制御不能な停電を防ぐため、計画停電を検討していることが明らかになった。