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国際社会に関する
西側のイメージを嘲笑
米中首脳会談開催、対露軍事支援と
ウクライナ東部の生物研究所を議論
=ホワイトハウス

Sputnik Ukraina-War#226
 Mar 18, 2022

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
  独立系メディア E-wave Tokyo 2022年3月19日


© Sputnik / Mikhail Turgiev / フォトバンクに移行

◆国際社会に関する西側のイメージを嘲笑
   Sputnik

 中国外務省の趙立堅報道官はツイッターアカウントに、「国際社会」に定期的にアピールしている西側の政治家たちの偽善的な立場を嘲笑している。冗談めかした投稿を掲載した。

  趙氏は、西欧、米国、日本、オーストラリアだけが描かれた世界地図を添え、「これは西側が『国際社会』について語るときに一般に認められている真実だ。

 それは、ただごく限られた国のグループの形をしている」と投稿した。

 地図自体にも「これは私たちがよく耳にする国際社会そのものだ」という説明がついている。,

 18日、中国の習近平国家主席と米国のバイデン大統領のビデオ会談が行われ、両首脳は二国間関係の発展と世界の平和の維持について協議した。


◆米中首脳会談開催、対露軍事支援とウクライナ東部の生物研究所について議論=ホワイトハウス 2022年3月19日, 07:53


2022年3月19日, 06:32, 中国外務省の趙立堅報道官 - Sputnik 日本, 1920, 19.03.2022, © AP Photo / Andy Wong,

 米中の首脳会談がビデオ会議形式で2時間にわたって開催され、ウクライナ情勢について検討が行われた。

 ウクライナ情勢の関連で中国がロシアに軍事支援を行う場合、米国は中国への制裁も辞さない姿勢を示したほか、ウクライナ東部の生物研究所を米国が支援しているという報道については、これはロシアによる偽旗作戦遂行のための口実に他ならないとして敢然と否定した。

 ロシアがウクライナで進める特殊軍事作戦を背景に中国がロシアに軍事支援を行う場合、米国は中国に対する制裁を発動すると牽制した。ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は対中制裁の可能性について問われた中で、「我々には発動可能な複数の道具があり、制裁はそうした道具の一つ」と答えた。

 またバイデン大統領は、米国の台湾政策にも依然として変更はないとし、一方的な現状変更には断固として反対する姿勢を強調した。また、政府高官によると、仮に対中制裁が発動される場合、この制裁には米国のみならず、全世界が加わるという。

 会談では米国がウクライナ東部で進めているとされる生物研究所の実態についても意見が交わされた。米政府高官はこの点について次のように回答した。

 バイデン大統領は我々がすでにより広い文脈で発言してきた点についても懸念を表明した。それはロシアが偽旗作戦を遂行する上での口実として、ウクライナで生物兵器が用意されているというデマを流していることに関連している。大統領は繰り返されるこのデマについて懸念を示した。

 会談を終えたバイデン大統領は記者団に対し、「良い内容」だったとコメントしたという。ロシアの国連大使にワシーリー・ネベンジャ氏 - Sputnik 日本, 1920, 19.03.2022


◆ウクライナをめぐる情勢悪化

 ウクライナと米国は生物毒素兵器禁止条約に違反しており、ウクライナでの軍事生物活動に関する証拠が見つかっている=ロシア国連大使




 ロシア国防省は先にプレゼンテーションを行った中で、米国がウクライナにおける生物研究所の活動に2億ドルの資金援助を行っていたと発表していた。これらの研究所は米軍の軍事生物プログラムに参加していたという。