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ベネズエラ経済:
世界で最も制裁を受けている国
のひとつが、経済的奇跡を
起こそうとしている - 報告書
スイスのクレディ・スイスは、
今年中に20%急増すると予想。
One of the world’s most sanctioned nations
set for an economic miracle – report

RT War in Ukraine -#468 April 8, 2022

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年4月9日


© Getty Images / SOPA Images / Contributor


本文

 クレディ・スイスのエコノミスト、アルベルト・ロハスによると、米国の制裁で激減したベネズエラのGDPは、原油生産の急増をきっかけに、2022年には5分の1もの経済成長を遂げる見通しだ。

 「これはタイプミスではありません。ロハス氏は、ブルームバーグが発表したリサーチノートにこう書いている。

 「しかし、ベネズエラ経済が2020年に底を打った後、高成長のプリントは驚くことではないことを明確にしたい」と、水曜日に発表されたメモには書かれている。

 アナリストは、2022年のドルベースの徴税は40%以上の巨大な成長を見ることができ、同国の輸入は15%以上拡大する可能性があると付け加えた。

 一方、ベネズエラは約40億ドルの経常黒字を記録すると報じられている。同国は、年末の年間ヘッドラインインフレ率の見通しを、前回の150%から70%に引き下げることに成功した。

 ボリバル共和国の経済は近年、深刻な圧迫を受けており、2019年に米国が同国に制裁を加えてから状況は深刻に悪化している。今回の罰則により、ベネズエラは世界で最も制裁を受けた国の格付けで5位となった。

 当時、米国とその同盟国は、不正選挙疑惑を受け、野党指導者のフアン・グアイドを同国の正当な大統領と認定した。その後、米国は米国内のすべてのベネズエラ政府資産の凍結を指示し、米国市民や企業との取引を禁止した。英国もイングランド銀行に保有する同国の金準備を凍結し、これに加わった。

 同国はハイパーインフレに見舞われており、2020年には3,000%に達したと報じられている。

 クレディ・スイスによると、ウクライナ関連の危機が世界の原油供給に「再構成」をもたらす可能性があり、ベネズエラ危機の解決策を探る動きを後押しし、ニコラス・マドゥロ氏はワシントンと「共通点を見出す」見込みだという。