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キーウに送られた西側の武器
「すでに中央アフリカにある」

Des armes occidentales envoyées à Kiev
"sont déjà en Afrique centrale"

Sputnik Afrique(フランス語版)
War in Ukraine  
#2070 2 Dec 2022

フランス語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年12月3日

© Photo Pixabay / worldspectrum

本文

 フランス情報研究センターの会長は、ロシアの軍事作戦開始以来、西側諸国からキーウに送られた武器の一部は、「非常に迅速に」「他の紛争」、特に中央アフリカの大湖地域に再出現していると、スプートニクに語った。

 フランス情報調査センターのエリック・デネセ会長はスプートニクに対し、ここ数カ月、武器取引に関与する犯罪集団の活動がウクライナで激化していると述べた。この現象には、大きく分けて2つの理由があるという。

 「ゼレンスキーが自衛のために住民に武器を配ったこと。そして、西側諸国による武器供与。そのため、どの程度の武器が流用されたのかを正確に把握することは困難です。しかし、あっという間に、これらの兵器の一定数が他の紛争で再登場するのを目の当たりにしたのです。」

 彼の情報によると、これらの兵器の一部は「中東に到達しており、他のものはすでに中央アフリカの大湖地域にある」そうだ。

今のところあまり影響がない

 ウクライナからの今回の武器取引は、アフリカの治安を悪化させるのではないかとのコメントを求められたアナリストは、「リビアで起きたようなことはない」と強調した。

 「ヨーロッパがリビアに介入したとき、カダフィの武器在庫をすべて略奪する事態を招いた」と説明する。

 しかし、「リビアから武器を盗み、チャドやスーダンに渡すのは非常に簡単だったが、ウクライナ経由で渡すのはもう少し複雑だ」とアナリストは続ける。

 彼によると、ウクライナの兵器が大規模にアフリカに行くことはないそうだ。リビアの武器の流通に比べれば、はるかに少ない流通量だ」。量はもっと少ない」と、同庁の間諜は言う。

 「ない」とまでは言いわないが、特に中央アフリカで見られるようになったから。しかし、リビア危機がアフリカを不安定にしたのと同じように、アフリカを不安定にしているわけではない」と結論づけた。