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バイデン氏のシンクタンクで発見された
機密文書の詳細が明らかに - CNN

Details emerge of classified docs found at Biden think tank – CNN
The papers reportedly contain sensitive information on Ukraine, Iran and the UK

RT
War in Ukraine #2408 12 Jan 2023

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2023年1月13

2023年1月10日、メキシコシティの国立宮殿で開催された第10回北米首脳会議終了後の発言で、見守るジョー・バイデン米大統領。© Jim WATSON / AFP

本文

 CNNは10日、ジョー・バイデン米大統領と関係の深いシンクタンクで発見されたオバマ政権時代の機密文書には、ウクライナ、イラン、英国などのテーマに関する資料が含まれていると、関係筋の話として報じた。

 その前日、CBSニュースは、11月2日にバイデン氏の個人弁護士が、米大統領の元事務所で多数の機密文書を発見したと報じた。

 発見されたのはペンシルベニア大学のペン・バイデン・センター・フォー・ディプロマシー・アンド・グローバル・エンゲージメントで、弁護士が米国立公文書館に報告したとされる。

 ホワイトハウスはこの事件を認め、バイデン氏自身も「驚いた」と述べ、司法省が行っている審査に「全面的に協力している」と繰り返した。

 CNNの情報筋によると、機密文書は2013年から2016年のもので、多数の外国に関する情報メモやブリーフィング資料が含まれていたという。

 発見されたもののほとんどはバイデン家にとって個人的に重要なもので、大統領の亡き息子、ボー・バイデン氏の葬儀の手配に関する書類や、弔電なども含まれていたという。

  米司法省がシカゴの連邦検事に調査を依頼したと、複数の米メディアが報じた。一方、CNNの情報筋によると、メリック・ガーランド司法長官は調査に関する予備報告を受け、今後、本格的な犯罪捜査の開始を含むどのような行動を取るかを決めなければならないという。

 機密文書をめぐる論争は、ほんの数カ月前にドナルド・トランプ前大統領がマー・ア・ラゴの私邸に機密文書を無責任にため込んでいると非難したことを考えると、バイデンを厳しい状況に追い込んでいる。

 8月には、元大統領が退任後に国立公文書館への引き渡しを拒否した資料を求めて、FBIがこの敷地を急襲した。その際、300点の機密文書を押収したとされる。

  この発覚を受けて、トランプ氏は2つの事件の類似性を指摘し、今度はFBIがホワイトハウスにも踏み込むべきと主張した。しかし、ホワイトハウスは、バイデン氏が文書を持っていることを知らされておらず、返却を求められてもいないことから、両事件の状況は全く異なると主張している。

 また、大統領チームは速やかに国立公文書館に発見を明らかにし、書類を手渡したとしている。