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モーツァルト・グループ、
ウクライナ人を「ロシア人殺害」のために訓練
創設者グループの目的は「人道的」
であると主張する一方、殺害は
任務の一部と語った。

Mozart Group training Ukrainians to ‘kill Russians
– founder While claiming the group’s purpose is “humanitarian,”
Andrew Milburn told RT that killing is a part of the mission

RT  War in Ukraine #2581  29 Jan 2023


翻訳:池田こみち(E-wave Tokyo共同代表)

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年1月30日

ロシアのドネツク近郊でモーツァルト・グループと訓練するウクライナ兵(2022年9月22日撮影)© AFP / Juan Barreto


本文

 ウクライナでの人道的使命を公言しながらも、モーツァルト・グループは、ロシア人を殺すためにウクライナ兵を訓練する民間軍事会社であると、その創設者兼CEOが土曜日の「Going Underground」のエピソードでRTのアフシン・ラッタンシに語っている。

 米国人のアンドリュー・ミルバーンとアンドリュー・ベインが昨年3月に設立したモーツァルト・グループは、ドンバスの重要都市アルチョモフスク(ウクライナではバフムートと呼ばれる)の支配をめぐってキーウ軍と現在戦っているロシアの民間軍事会社、ワーグナー(ワグネル)・グループに対する西側の答えと言われてきた。

 ミルバーンはラッタンシの取材に対し、モーツァルトとワーグナーの比較を否定しようとした。彼はRTの司会者に、自分たちのグループのミッションは「純粋に人道的」であり、モーツァルトのメンバーは主に前線近くに住む民間人に物資を供給し、避難させるために働いていると話した。

 しかし、同団体のもう一つの使命は、ウクライナ人兵士の訓練であり、それはしばしば「前線のごく近くで」行われると、元米海兵隊司令官のミルバーンは述べた。

 「悲しいかな、この戦争では(実際にはどんな戦争でも)、敵対者を戦場から追い出せば追い出すほど、あるいは殺せば殺すほど、自国民への危険は少なくなる」と彼は言う。「私たちはなぜ兵士を訓練するのでしょうか。それは単に自分を守るためではなく、敵を殺すためなのです」。

 「我々がしていることは全てNATOの政策の範囲内だ。」、と彼は続けた。「西側諸国はウクライナにロシア人を殺すための武器を提供している。なぜそんなことをするのか?ロシア人を殺すためだ。」と。

 「我々が兵士を訓練するとき、それは彼らの目標です。そのために兵器の操作方法を教えているのです。」

 モーツァルトは個人の寄付で存続しているが、ミルバーンは以前から「西側諸国の政府からの資金援助」を求めており、先月ニューズウィーク誌に「アメリカやイギリス、欧州連合の政府が手を差し伸べて『協力させてください』と言うのを一体何が止めているのでしょうか」と質問している。

 ミルバーンは現在、ベインとの法的紛争に巻き込まれている。ベインは、引退した司令官が米国の武器取引規制に違反し、モーツァルトの訓練事業をアルメニアに拡大しようとしていると訴えた。この訴訟では、ミルバーンが同団体に寄付した金を横領し、ウクライナでの人道的物資の盗難を画策し、同僚の女性に性的嫌がらせをし、ウクライナの軍事指導者に賄賂を贈ったことも非難されている。

 ミルバーンは逆に、ベインがモーツァルト・グループから資金を求めていると非難し、ベインが「ロシアに多額の投資をしている」と主張したが、これは否定している。