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第3回 アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 2013-6
A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune

初夏のアマルフィ海岸を行く
 9日目

ヴィエトリの陶芸センター


    青山貞一・池田こみち  2013年6月14日
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 2013年アマルフィ海岸現地視察調査報告<125本 全体メニュー>

  
アマルフィの位置。 ヴィエトリの紋章 イタリア国旗

 この後、私達はカーヴァから夕方近くにヴィエトリ・スル・マーレに車で戻りました。


カーヴァから一般道路でヴィエトリ・スル・マーレに戻ったところで撮影
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6


上の写真の山側を撮影
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6

 この後、ヴィエトリ・スル・マーレのダウンタウンの東はずれにある陶芸センターを視察することにしました。なかなか車を駐車させる場所がなかったのですが、やっとのことでセンターに裏側に駐車させ、下の写真のセンターに向かいました。

 下のグーグルマップの右側の赤い目玉が陶芸センター(Ceramica Artistica Solimene)です。幹線道路からすぐのところにあります。


出典:グーグルマップ

 陶芸センターの正式イタリア語名は、Ceramica Artistica Solimene です。


Esta foto de Antica Ceramica Avallone es cortesia de TripAdvisor



ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6

 最初の驚きは、何と言ってもこの陶芸センターの外観です。

 外壁には下の写真にあるように、小さなタイルが無数に貼られており、さらに外壁は幾重にも波打っています。車は下の写真にある建物の前の道の奥に駐車スペースがあったので駐めました。



ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6



ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6

 陶芸センターに勝手に入ってよいのどうか? 不安がありました。受付があるわけではなく、建物の中では、以下の一連の陶芸づくりの工程にそって様々な陶器類の製造が進められていたのです。
しかも、センター内にいるスタッフは、黙々と作業をしており、私達には目もくれません(笑い)。

 @ 土作り (粘土の選択) ※粘土の選定

 A 土練り (荒練り・菊練り) ※粘土の硬さを均一にするための・空気抜き

 B 成形  (手びねり・タタラ作り・紐作り・ロクロ成形・型作り) ※形づくり

 C 乾燥  (自然乾燥) ※ゆっくり乾燥

 D 素焼き (窯詰め〜窯出し) ※電気炉で750℃、6時間

 E 絵付け・釉薬 (緋色) ※模様を書く 防水性・強度向上

 F 本焼き (窯詰め〜窯出し) ※1200℃〜1300℃でじっくり焼成

 G 完成

 手順の出典:http://www.eonet.ne.jp/~risouen/10_risuto00.html 

 この陶芸センターは、ヴィエトリの小売店で売られている製品はもとより、ラヴェッロ、ポジターノ、アマルフィ、カプリ島、ナポリなど南イタリアの観光地のみならず、イタリア全土に出荷しているとのことです。

 当然、風景などは地域、地域で異なりますが、上の製造工程は同じなので、各地から色つきの下絵をもらった後、絵付けデザイン担当のスタッフが、その下絵をもとに一品一品描いて行くことになるのです。


ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6



ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S10 2013-6


 下の写真は素焼き後の絵付け、絵付け・釉薬 (緋色)のようです。


ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6


ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6


ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6


 センターの建物内には、所狭しと沢山の陶芸作品や山のように積まれていました。よくみると、似てはいてもまったく同じものはないようです。これがハンドメイドのなせる技なんでしょう。


ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6

 しかも、小売りの店ではないので、小売りスタッフや案内係はいません。

 考えてみれば分かりますが、このセンターで造ったものをセンターで売ったとすると、陶芸のまち、ヴィエトリの小売業の経営は成りたたなくなるでしょう。そこでこのセンターは製造、出荷まででとしているのです。


ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6


ヴィエトリ・スル・マーレの陶芸センター
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-6


つづく