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失言では中山前大臣を
はるか凌ぐ? 麻生太郎!

青山貞一
掲載月日:2008年9月29日


 まぁ、多くの国民が唖然としたのではないだろうか? 中山成前国交省大臣のことだ。以下の毎日新聞の記事をご覧いただければ分かるが、辞任した直後9月29日、またまた言いたい放題である。まさにトンデモ人間である。


毎日新聞 2008年9月29日 東京夕刊

ttp://mainichi.jp/select/seiji/news/20080929dde041010037000c.html

中山前国交相:民主党政権なら日本が大阪府に 止まらぬ暴言

 失言問題で辞任した中山成彬(なりあき)前国土交通相は29日午前、TBSの情報番組に出演し、「民主党政権が誕生すると、日本全国が今の大阪府みたいになる。職員組合とのなれあいで財政破綻(はたん)にひんしている」と述べた。

 大阪府をやり玉に挙げて労働組合の支援を受ける民主党批判を展開した。

 成田空港拡張への反対を「ごね得」などと発言したことについては、「(関係者に)不快な思いをさせたことはおわびしたい」と陳謝した。一方で、「政治生命をかけてでも国民に訴えていかないといけない責任がある」と述べ、日本教職員組合(日教組)を「日本の教育のがん」などと批判した発言は撤回する考えがないことを改めて示した。

 また中山氏は、28日に首相官邸で麻生太郎首相に辞表を提出した際のやりとりを紹介。中山氏が「麻生さんの前で腹を切りに来た。任命責任と言われるだろう。本当に申し訳ない」と申し出ると、首相は神妙な面持ちで「誠に残念」とつぶやいたという。

【近藤大介】


 しかし、トンデモ閣僚は何も中山前大臣ばかりではない。その予備軍は麻生内閣に沢山いるのだ。

 まず、麻生総理だ。麻生総理は9月29日の所信表明演説で、自分たちがしたきてことをすべて棚に上げ、民主党批判を繰り返した。小泉、安倍、福田と世間知らずのおぼっちゃま内閣がしてきたこと、それも社会保険、後期高齢者健康保険など国民の生活を破壊に追い込み、極度な規制緩和で日本社会を弱肉強食社会とし、その結果、中小企業や地方経済を瀕死の状態に陥れたことを知らないとはいえまい。3年で3人総理が分かることで国際的信用を失墜してきたこともある。

江田五月参院議長ショートコメント

首班指名選挙の最中に閣僚名簿の完成版が報道され、その読みあげは首相自らが行うなど、麻生内閣は異例のスタートとなった。報道各社の世論調査では、支持率は概ね50%前後で、やや低めというのが大方の見方だ。国土交通大臣が暴言三点セットで、在任5日で辞任。政治とカネの問題に関する報道も、複数件ある。本日の所信表明演説は野次怒号に包まれ、首相自ら民主党を名指しで「質問」するなど、言葉遣いも含めてまさに「麻生流」だ。雰囲気は解散、総選挙にむけてまっしぐら。代表質問は波乱必至だ。   2008.9.29夜

 その麻生氏は失言癖で品のない物言いでつとに有名だ。

 なかでも『当時、朝鮮の人たちが日本のパスポートをもらうと、名前のところにキンとかアンとか書いてあり“朝鮮人だな”と言われた。仕事がしにくかった。だから名字をくれといったのが、そもそもの始まりだ』といい放っている。

 これはお隣の韓国の国民感情を逆撫でし国際問題に発展した。

 福岡県飯塚市にある麻生氏の邸宅を見ればすぎに分かるが、麻生家は3〜4万坪の敷地に超がつく豪邸がある。私も以前、福岡県の川崎町に行ったとき、途中、麻生家の近くを通った。どこまでもつづく壁、その敷地の広大さはとびぬけていた。もっぱら、東京の自宅もざっと土地家屋で50億円は下らないという。

 その麻生家が麻生商店は、日本が朝鮮を統治していた時代、朝鮮人の労働者を強制連行し、三井鉱山よりさらに安い賃金で搾取し、莫大な利益をあげていたという。

 そうであれば、麻生グループの後継者、麻生太郎氏が日本による朝鮮半島の植民地支配をを美化し、創氏改名を「満州で仕事がしにくかったから、名字をくれと言ったのが、そもそもの始まりだ」などと語った背景が分かるというものだ。

 麻生氏は、「アルツハイマーの人でも分かる」とか、「高齢者の85%は周りが迷惑するほど元気」など自民党の国会議員の中でもダントツに失言が多い。

 以下に上記の失言を含め、麻生氏が放った主な失言を示そう。

@「これ(2008年8月末に愛知県などを襲った豪雨災害)が安城、もしくは岡崎だったからいいけど、この名古屋で同じことが起きたら、この辺全部洪水よ」(2008年9月14日 名古屋市で行われた自民党総裁選の街頭演説会で)

A「ドイツは(野党だった)ナチスに一度やらせてみようということで政権を与えてしまった」
(2008年8月4日 野党・民主党所属の江田五月参議院議長を表敬訪問した際)

B「アメリカ人に中東問題は解決できない。アメリカ人はブロンドで青い眼だから。日本人は信頼される。幸い我々は黄色い顔だから。」
(2007年)

C「(従軍慰安婦の存在について)客観的な証拠がない」(2007年)

D「消えた年金の突き合わせで受給者はもっと貰えるかもしれない。こらあ、の話だろうが」
(2007年12月)

E「(日本の農産物輸出に関し)78.000円と16.000円はどっちが高いか。アルツハイマーの人でも分かる」
(2007年7月富山県高岡市の講演で)

F「高齢者の85%は周りが迷惑するくらい元気だ」(2006年9月)


G「安さだけなら核(武装)の方がはるかに安い」
(2003年5月)

H「創氏改名は朝鮮人が望んだものだ。日本はハングル普及に貢献した。」
(2003年の東京大学の学園祭での講演で)

I「独断と偏見かもしれないが、私は金持ちのユダヤ人が住みたくなる国が一番いい国だと思っている。」
(2001年4月日本外国人特派員協会で)

J「野中広務のような部落出身者を日本の総理にはできないわな〜。」
(2001年)

 どうだろう。いずれも相当酷い失言だ。もし、総理として上記クラスの失言をすれば、国際問題が起きるだろう。そもそも今の自民党は、こんな人物を総理とするほど人材がいないのか!