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ひさびさの上野動物園
A
After a Longtime for Ueno Zoological Garden

青山貞一
Teiichi Aoyama

掲載月日:2010年11月3日
独立系メディア「今日のコラム」


マダガスカル特別展示

 上野動物園では、現在、「アイアイの森」と称して、マダガスカルの希少なサルやアイアイなどを企画展示していた。この「アイアイの森」はできたばかりなので、結構混み合っていた。何しろマダガスカル島には固有種のめずらしいサルがたくさんいる。

 下は衛星画像で見たマダガスカル島。


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出典:Google Map

○アイアイ

 アイアイは、サルではあるが真っ暗を好み、まるでコウモリとサルのあいのこのような顔をしている(下の写真参照)。

 「アイアイの森」は真っ暗にしているので、さもなくても目が悪く、しかも鳥目の私は5分たっても目が慣れてこない。

 それでもやっとのことでアイアイが見れたが、フラッシュ撮影は禁止されている。下は展示室の隣にあった写真を撮影したものである。

※アイアイ誕生ニュース


アイアイ(Aye-Aye)
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3

※アイアイのすむ森について




アイアイ(Aye-Aye)のあかちゃん
出典:ZooNet Web 動画より静止画化


マダガスカル島に生息するバオバブの一種?
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3


これもマダガスカル島に生息するバオバブの一種?
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3

○フォッサ

 下もマダガスカル島に住むフォッサ。マダガスカル最大の肉食獣でテンレックやキツネザルなどを主なえさとしており、食物連鎖の頂点に立っているとのことだ。下は可愛らしくアルマジロやネコのように丸くなって寝ているが、その実、かなりどう猛なマングース科の動物である。

 オリには2匹がいた。


フォッサ(Fossa)
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3



 下は上野動物園公式Webの動画の一部を静止画化したもの。よく見ると目つきが結構鋭い!


出典:ZooNet Web 動画より静止画化

出典:ZooNet Web 動画より静止画化

出典:ZooNet Web 動画より静止画化

出典:ZooNet Web 動画より静止画化

 
下はWikipediaに掲載されているフォッサ。やはり目が鋭く怖い!


出典:Wikipedia

 以下は、Wikipediaに掲載されているフォッサの生態。

 標高2,600mまでの熱帯雨林やサバンナなどに生息する。[2]群れは形成せず、単独で生活する。樹上棲。夜行性で、昼間は木の又や洞窟などで休む。
 食性は動物食で、哺乳類、鳥類、爬虫類、カエル、昆虫などを食べる。
 獲物はまず前肢で捕らえ後頭部や喉に噛みついて仕留める。大型の獲物を2頭で協力して捕らえることもある。
 繁殖形態は胎生。9-11月に交尾を行う。妊娠期間は90日。蟻塚などで、1回に2頭(まれに3-4頭)の幼獣を産む。授乳期間は約4か月。幼獣は生後15-21日で眼が開く。


 飼育下では3-4年で性成熟した例がある。寿命は20年。

○キツネザルの仲間

 下もマダガスカル島に生息するキツネザルの仲間。現存するキツネザルの、の仲間で最大規模である。白と黒の毛で覆われていて体長は60〜70cm。尾は短い。多雨林地域に生息している。

 なかなか立派な容姿をしている! このインドリとワオキツネザルは同じオリにいた。


クロキツネザル
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3

 
下はワオキツネザルだ。えらくすばやっこい。尾っぽがシロクロのシマシマの模様をしている。このサルもマダガスカル島の固有種のようだ。
 

ワオキツネザル
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3


ハイイロジェントルキツネザル
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3


ハイイロジェントルキツネザル
撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3

 マダガスカルの野生生物、とくにサルといえば、つい最近NHKのBSが大々的に特集を組んだ。以下はそのBS番組から。

●NHK BS
 マダガスカルに原始のサルを追う<シファカ・アイアイ>


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出典:Google Map

 インド洋の孤島マダガスカルには、この島独特の原始的なサルたちが数多く暮らす。

 第一部は、シファカ。このサルの移動方法は他の動物に例を見ない。2本足で立ち上がり、横跳びをしながら進んでいくのだ。横跳びは移動だけでなく、ナワバリを巡る闘いや、天敵からの防衛にも使われる。

 いま世界の霊長類は、約300種。その中で2足の横跳びをするのはシファカだけだ。なぜ原始的なサルといわれるシファカが、人類のように2本足で立ち上がったのか? 

 それは、熱帯雨林という楽園から、厳しい半砂漠に進出する過程で身につけたものだった。鋭いトゲ植物が支配する乾燥の大地で巧みな横跳びを見せるベローシファカの暮らしを追うとともに、今も熱帯雨林で生き続ける幻のシファカ、ダイアデムシファカを探し、横跳びが生まれたルーツに迫る。

 第二部は、アイアイ。大きな目、コウモリの様な大きな耳、ビーバーの様な鋭い前歯、さらには針金の様な細長い指を持つサルだ。

 日本では、童謡「アイアイ」で、かわいいおサルさんとして名が通っているが、実はマダガスカル島でも珍獣中の珍獣。

 めったに見られず情報も少ない。特殊な体型をしているアイアイ。そこには、食べ物に合わせた究極の進化が隠されていた。珍獣アイアイに迫る!
 
 以上、出典
 NHKBS「マダガスカルに原始のサルを追う<シファカ・アイアイ>より


 下は番組が追ったマダガスカル固有種のサルの仲間、シファカ


NHK BS放送画面より撮影

NHK BS放送画面より撮影

NHK BS放送画面より撮影

NHK BS放送画面より撮影

NHK BS放送画面より撮影

 下はワオキツネザル。


NHK BS放送画面より撮影

NHK BS放送画面より撮影

つづく