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嘆きと悲しみと死と
 2009年元日のガザだ

アブデルワーヘド
ガザ・アル=アズハル大学
芸術人文学部英語学科教授

掲載月日:2009年1月3日
独立系メディア「今日のコラム」特集:ガザ問題


2009年1月1日 6:34PM

 2009年元日のガザはどのような姿か? 

 死がガザを覆い尽くしている。嘆きと悲しみが2009年という新年の挨拶なのだ。

 血と大量の死体の匂いがする! 毎分のように悪い知らせが新たに届く。

 爆発音、爆撃、ミサイルの飛来音、崩壊、荒廃、イスラエルの無人機、アパッチヘリその他の軍用ヘリ、F16型戦闘機、足元を揺るがす大地。

 破壊の跡がいたるところに。死体、千切れた四肢、泣き叫ぶ子ども、幼子や夫を探し求める母親。

 どこに行けばいいのか、どこに隠れればいいのか、誰にも分からない!

 イスラエルの攻撃のもとでは、安全な天国などどこにもありはしない。

 市民社会の施設さえ標的にされた。法務省、教育省、文化省が破壊された!

 モスクも手ひどくやられた。うち6つは過去のものになってしまった。

 これらモスク周辺の何十という家も蹂躙され、粉砕された。

 人々は死に、また傷ついた。今日、2009年1月1日までに、攻撃で2000人以上が負傷し、420人以上が殺された。この数字には50人を上回る子どもたちが含まれている。

 今日、ガザ市だけで、20回以上の空襲が実行された!最後の攻撃で、ジャバリーヤ難民キャンプの4階建ての建物が破壊され、少なくとも15人が殺された!

 このメッセージを書いているさなかにも、ガザ市北部、シェイフ・ラドワーンで5階建ての建物が

 数分前、イスラエルの軍用機によって粉々に破壊されている!

 爆撃についてこれ以上、書き続けることができない、たった今、3回目の大爆発が起こった!