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廃プラ焼却で東京の空は

ダイオキシン、水銀などで

著しく汚染されている!

〜池田こみち実証研究より〜

青山貞一
東京都市大学名誉教授・環境総合研究所顧問

掲載月日:2013年12月25日
独立系メディア E−wave Tokyo


<本ブログの主旨概要>

 東京の空気は廃プラ焼却によりダイオキシン類、水銀など重金属類で著しく汚染されています! 今回の池田さんらの調査兼研究結果は、環境省、東京都の日本のゴミ焼却主義、とりわけ廃プラスチック焼却が明らかに間違った政策であることを実証しています! 本研究は、国際的、学術的に見ても非常に高度であり、高く評価されるべきものと思います! 

みなさま

 青山貞一です。 

 以下は、過日、東京都江東区で行われました調査報告会のノーカット動画です。報告は環境総合研究所(東京都)顧問の池田こみち氏です。池田氏はすでに通称、国際ダイオキシン会議(学会)で多くの関連英論文を発表しています。

 本報告は、東京都が廃プラスチックの焼却処理を決めた前後において大気中のダイオキシン類(PCDD, PCDF, Co-PCB)及び重金属類(Hg, Pb, Cd, Asなど12種類)の濃度がどう変わったかについての専門的、実証的な報告です。対象は東京23区南地域です。

 松葉を生物指標として大気中のダイオキシン類を測定分析する一連の調査は、1999年に市民参加により開始されました。黒松の葉を生物指標とし、市民参加により松葉を採取し、環境総合研究所(東京都)とマクサム社(カナダ・オンタリオ州にあるカナダ一の化学物質分析機関)が測定分析を担当し、解析と報告を池田こみち氏が担当してきました。

 本動画は、一連の松葉調査報告のいわばアドバンストコース(学術研究)に位置するものであり、環境省、東京都が決めた廃プラスチック焼却政策が結果として大気中のダイオキシンと重金属を著しく高めている実態を実証的に証明したものといえます。

◆池田こみち:廃プラ焼却に伴う環境影響〜松葉を生物指標とした
   ダイオキシン類・重金属類に関する詳細調査報告〜 You Tube

 http://www.youtube.com/watch?v=MziDx_cKqz8

 池田氏による本調査研究では、2001年の韓国慶州で開催されました国際ダイオキシン会議(学会)で英文発表した松葉ダイオキシンの異性体、同族体の統計解析による類型化(パターン化)を東京23区南地区の分析結果に当てはめ、間違いなく大気中ダイオキシン類が廃棄物焼却に由来するものであることを実証、検証しています。

 ※通称、国際ダイオキシン会議(学会)の正式名称
   International Conference International Symposium on
  Halogenated Environmental Organic Pollutants and POPs


※上記国際会議(学会)の韓国慶州大会での英論文発表者とテーマ
  いずれも池田こみち氏がファースト・オーサー(主執筆者)

  Author:Komichi Ikeda, Teiichi Aoyama, Atsushi Takatori, Hideaki
   Miyata and Patrick Pond
  Title:CORRELATION OF DIOXIN ANALOGUES CONCENTRATIONS             BETWEEN AMBIENT AIR AND PINE NEEDLE IN JAPAN 1

  Author:Komichi Ikeda, Teiichi Aoyama, Atsushi Takatori, Hideaki
   Miyata and Patrick Pond Branko Brzic, Carola Serwotka
  TitleCORRELATION OF DIOXIN ANALOGUES CONCENTRATIONS              BETWEEN AMBIENT AIR AND PINE NEEDLE IN JAPAN 2
   - CASE STUDY IN GREATER TOKYO AREA -

  Author:Komichi Ikeda, Teiichi Aoyama, Atsushi Takatori, Hironobu
   Kusaba, Hideaki Miyata and Patrick Pond Title: CORRELATION OF
   DIOXIN ANALOGUES CONCENTRATIONS BETWEEN AMBIENT
   AIR AND PINE NEEDLE IN JAPAN 3- TREND AND
    ITS ESTIMATED SOURCE -

  Author: Komichi Ikeda, Teiichi Aoyama, Atsushi Takatori, Hideaki Miyata 
  Title: CORRELATION OF DIOXIN ANALOGUES CONCENTRATIONS            BETWEEN AMBIENT AIR AND PINE NEEDLE IN JAPAN 4 -                  CATEGORIZATION OF CONGENER PATTERN -


<実証研究の趣旨と結論>

 日本は世界一ゴミを焼却していますが、その日本の焼却主義がいかに大気を汚染しているか、とりわけ従来、分別処理していた廃プラスチックを焼却させる政策、施策が、プラスチックに含まれる各種添加物を焼却することで水銀はじめ膨大な種類の汚染を排出しているかを今回の調査研究が実証しています。

 廃プラスチックの通常ゴミとの混焼却問題の詳細については、先にご連絡しました宮田秀明摂南大学薬学部教授が以下の講演動画で講義されています。

◆宮田秀明:プラスチック混焼却における問題点 You Tube
 http://www.youtube.com/watch?v=CEvb_1ZFsPM

 なお、上の池田こみち氏の動画はいわばアドバンストコースですが、以下は学生向けにわかりやすく講義しているエレメンタリーコースですので、初めての方は、こちらを先にごらんください。

◆池田こみち:市民参加による大気・水質中の有害物質の見える化
 東京都市大学環境情報学部特別講義のノーカ
ット動画
 独立系メディア E-wave Tokyo /You Tube

 http://www.youtube.com/watch?v=pR0cRQ9-NFQ

 以下は、2013年度の松葉ダイオキシン・重金属調査の東京都世田谷区で生活クラブ生協会員向けに開催された報告会での講演の動画です。

◆池田こみち:2013松葉ダイオキシン・重金属調査報告会
 東京都世田谷区で生活クラブ生協会員向けに開催

 http://www.youtube.com/watch?v=iBMjDd-xIy8