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朝日新聞はいつから
東京地検特捜部の手先
になったのか

青山貞一 Teiichi Aoyama 
31
Dec. 2009
独立系メディア「今日のコラム」


 朝日新聞の民主党、民主政権、政権交代、小沢氏、鳩山氏への執拗なまでの敵視、それも悪意を持った敵視には驚嘆を隠せない。

 今年春以降、日本の進路にとって本質的でない些末な鳩山氏の金銭問題を執拗にほじくり出し、政権交代に向けた日本の1世紀ぶりの大きな潮流に水を差し続けたのは他でもない朝日新聞の記事だ。

 下の記事が本島なら朝日新聞はいつから東京地検特捜部の手先になったかと言いたい!

 もやは朝日新聞は日本の民主主義や政権交代にとっての「敵」的存在と言われても仕方ないだろう。

 鳩山由紀夫首相は30日、自らが率いる民主党内のグループ「政権公約を実現する会」が、政治資金規正法の対象となる政治団体に該当しながら7年近くも都道府県選管に届け出ていなかったと朝日新聞が報じたことについて、「これは派閥ではなく純粋な勉強会ということでスタートしている。

 そのようなことにはならない」と述べ、政治資金収支報告書の提出義務などが生じる政治団体には該当しないとの認識を示した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。

 朝日新聞や今や一種の政治的暴力を振るって政権交代の流れに逆行し、米国盲従と既得権益、巨大利権の自民党元政権を擁護する東京地検特捜部の出先機関と言われても仕方ないだろう。

 亀井静香氏が2009年3月に述べたように(下の記事参照)、もし、政治資金規正法の対象となる政治団体について指摘するなら、何で東京地検はその手先となっている朝日新聞は、自民党の政治団体で集金組織、国民政治協会を通じて集めた数10倍のカネについて正面から操作しないのか、きわめて不公正であり、不可思議である。

「自民の資金団体はダミー」=亀井氏
時事通信 (2009/03/25-17:06)

 国民新党の亀井静香代表代行は25日の記者会見で、東京地検が小沢一郎民主党代表の公設秘書を政治資金規正法違反罪で起訴したことに関連し「自民党は(政治資金団体の)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている。この協会は全くダミーだ。検察はお構いなしなのか」と述べた。

 同地検が起訴の理由を「特定の建設業者から長年、多額の金銭提供を受けた事実を国民の目から覆い隠した」と説明していることに疑問を呈した発言だ。

 亀井氏はまた、「(捜査が)これだけで終わるのであれば、検事総長以下、なぜ今やったのかを国民に説明しないと(いけない)」と語り、同地検に説明責任を果たすよう求めた。 (了)


 さらに、言うまでもなくこの3月から4月、小沢氏だけが東京地検に標的にされ、すんでのところで、国民による政権交代への流れが止まりそうになった。そのときも、政権にいて大臣という職務権限をもつ自民党の二階氏には当時、まったくおとがめなしを決め込んだ東京地検特捜部や東京新聞以外の大メディアは噴飯者であり、民主主義の敵である。

 鳩山氏の個人(故人)献金問題で朝日新聞はひとり鬼の首を取ったように、書いていたが、どうみてもこれは民主党に敵視する自民党関係者から新聞各社へのリークによるものと思える。


 政治家に係わる金銭的問題は、外形的、形式的な問題ではなく、その使途、すなわち集めた金が国民、生活者の権利の拡大や民主主義の拡大に使われているのか、それとも私的利権、権益のために使われているのかを見極めることが最も重要だと考える。

 その意味からすると、朝日新聞がとくにこの1年の間してきたことは、問題である。この手の「正義」や「倫理」は、国民や日本の政治改革や民主主義にとって何らプラスにならないだろう。