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文化財の宝庫・中国山西省

大同市 <九龍壁

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
December 25, 2016
Independent Media E-wave Tokyo
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文化財の宝庫、中国山西省
総論 神怡舘再訪  山西省概要1  山西省概要2  万里の長城1  万里の長城2
大同市 五台山 雲崗石窟  懸空寺  応県木塔 南禅寺 佛光寺  九龍壁
太原市 双塔寺 晋祠 玄中寺 天龍山石窟
晋中市 平遥古城 平遥古城壁 双林寺 綿山
臨汾市 小西天 東岳廟 運城市 関帝廟 永楽宮
その他 仏像 工芸品 民族楽器 書・絵画 まとめ 補:他寺院



◆九龍壁

 以下は九龍壁の位置です。


出典:グーグルマップ

 『九龍壁』は、九匹の龍が施された照壁で、北京の故宮(清代乾隆建造)、北京の北海公園(清代乾隆建造)、山西の大同(明代建造)の3つが現存しています。

 最大の物は、大同の「九龍壁」で、大同の九龍壁は長さ45m、高さ8m、厚さ2m。大同市市街の東街にあります。1392年、明の太祖朱元璋の第13子朱桂の屋敷の前に建てられた影壁(寺廟や大邸宅の大門の外側に立てられる壁)。黄、緑、朱、紫、藍の5色の瓦で9つの龍が描かれています。

 ちなみに、龍は蛇の体、魚の鱗、鯉のひげ、鹿の角、馬のたてがみを組み合わせてあります。明・清代は、九・五は吉祥な数字として尊ばれ、九龍壁の中の龍、山、波濤、雲などが九と五の数で組み立てられています。

 九龍壁の龍は、北京の九龍壁のに遠慮して足の指が4本になっています。


山西の大同(明代建造)
出典:Wikipedia


山西の大同(明代建造)
出典:Wikiwand


つづく


山西の大同(明代建造)の九龍壁  出典:維基百科,自由的百科全(Wikipedia)