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短訪 北鎌倉
北鎌倉へ

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
December 29, 2015
Independent Media E-wave Tokyo


◆北鎌倉の建長寺へ

 2015年11月27日(金)、私達は東京は品川駅の横須賀線ホームで待ち合わせ、品川駅から大船駅に向かいました。品川駅→北鎌倉駅の直通横須賀線もあったのですが、とりあえず到着した横須賀線に乗ったためです。

 大船駅で北鎌倉まで行く横須賀線に乗り換え一駅先の北鎌倉で下車しました。

 この日は、ウィークデーだと言うのに、たくさん乗客が北鎌倉で下車し、ホーム上は改札口まで歩くのもままならないほどです。鎌倉が人気のスポットが多いことはわかりますが、こんなに賑わっているとはビックリです。

 電車を降りてすぐのところに円覚寺など著名な寺院が多数ありますが、私達は何はともあれ、建長寺に向かいました。なお、グーグルマップは上側が大船、横浜、品川側であり、下側が鎌倉、逗子、横須賀、久里浜側です。
 
 北鎌倉駅から建長寺までは下のグーグルマップにあるように、徒歩で15分足らずで行けます。

 途中までは、あまり車が通らない狭い道でしたが、途中から県道21号線の歩道を歩きます。そして程なく建長寺に到着しました。さすがに横須賀線を北鎌倉で下車し、いきなり建長寺まで直行するひとは多くはいませんでした。


出典:グーグルマップ

 なお、建長寺までゆくための交通としては、横須賀線に加え江ノ電、バス、車などがありますが、鎌倉は土日でなくても渋滞が激しいので、横須賀線北鎌倉下車のあと徒歩か江ノ島電鉄(江ノ電バス)5分「建長寺」下車徒歩がよいと思います。

・JR横須賀線北鎌倉駅下車徒歩15分、江ノ島電鉄(江ノ電バス)5分「建長寺」下車徒歩すぐ
・JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅下車徒歩25分、江ノ島電鉄(江ノ電バス)10分「建長寺」
 下車徒歩すぐ
・バスは渋滞が多くあまり薦められません。また乗用車は駐車場が少なく、やはり渋滞が激しい
 ので、これも薦められません。

 さらに境内はハイキングコースがつながっており、鎌倉市内の瑞泉寺方面さらに横浜市の円海山方面にまで歩けます。


建長寺到着

 下が臨済宗五山第一建長寺の石碑です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-11-27
 
 最初に鎌倉時代の主な出来事と年号です。

★中世史(鎌倉時代)
  1219 健保7年 鎌倉時代 源実朝が公暁に殺される 
  1221 承久3年 承久の乱 
  1232 貞永元年 貞永式目制定 
  1247 宝治元年 宝治合戦 
  1274 文永11年 文永の役 
  1281 弘安4年 弘安の役 
  1285 弘安8年 霜月騒動 
  1293 正応6年 平頼綱の乱 
  1297 永仁5年 永仁の徳政令 
  1317 文保元年 文保和談 
  1324 元亨4年 正中の変 
  1331 元徳3年 元弘の変 
  1332 元徳4年
      元弘3年 後醍醐天皇が隠岐に流される 
  1333 正慶2年
      元弘4年 後醍醐天皇が隠岐を脱出。
  新田義貞が鎌倉を攻め落とす(鎌倉幕府滅)

 ところで鎌倉五山一位の北鎌倉の建長寺ともなると、さすがに、朝から観光バスで来る参拝客や観光客がいるようです。おそらくこれでもまだバスは少ないはずで、土日祝祭日は、この駐車場も満車となるはずです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-11-27

 早速、建長寺に入ります。下が建長寺の総門です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-11-27

 ここが建長寺の拝観受付です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2015-11-27

 なお、車で来られる方のために住所と電話を以下に示します。 拝観時間は午前8:30~16:30、拝観料は大人一人300円、子供一人100円です。

・建長寺 〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8 電話 0467-22-0981
・拝観時間 8:30~16:30 拝観料 大人300円  子供100円

 下の写真が建長寺の境内案内図です。

 私達は現在、一番下(南)の現在地、拝観受付にいます。

 建長寺は、以前拝観している埼玉県新座市にあります平林寺と同じ臨済宗の大寺院であり、総門、山門(三門)、仏殿、本殿と並ぶ配置がほぼ同じです。総門から本殿(法堂)まで一直線に配置されているのも同じです。


建長寺境内案内図
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-11-27
  
 ところで、私達が今回北鎌倉の建長寺を訪問する主目的は、法堂の左奥にある「唐門」を視察することにあります。この「唐門」は、もともと東京芝の増上寺の南霊屋の崇源院(徳川第二代将軍秀忠の正室、お江の方)のお墓である南霊屋にあったものです。東京大空襲で増上寺の霊屋などが焼け落ちたときに残った唐門をなぜか、この建長寺に移築していたのです。

 上の境内案内図の一番上にあります建長寺奥之院の半僧坊は、新座市の平林寺にもありました。

 これもやはり臨済宗の禅寺ならではのものですが、平林寺の半僧坊は、「明治23年(1890)に鎌倉建長寺の守護神として分祀された半僧坊が同27年、一九世玉圓禅師の代に平林寺に勧請されました」とあったことを思い出します。

 何と、神奈川県鎌倉市の建長寺の守護神が分祀され埼玉県新座市の平林寺にあるというのも、何かの縁のような気がします。

 私達は北鎌倉に来た後、12月15日に再度、平林寺に行っています。理由は平林寺と言えば 武蔵野の雑木林の紅葉が美しいことで有名だからです。これについては、以下をご覧ください。

 ◆青山貞一・池田こみち: 短訪 平林寺

 下は拝観料を支払っている池田です。


建長寺の拝観受付
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-11-27


つづく