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イタリアの「ニャン」と「ワン」
ローマ歴史地区
Cats and Dogs in Italy
青山貞一 Teiichi Aoyama


2008年4月20日 2009年2月9日
転載禁


①バチカン
  ②ローマ歴史地区  ③サンタニェーロ・ポンペイ・ソレント
④アマルフィ・ラヴェロ  ⑤ネラーノ・カントー


 ここではイタリア各地で出会った「ニャン」と「ワン」の写真をおめにかけよう。

ローマ:フォロ・ロマーノの観光案内ニャン?

 ローマの歴史地区の中心といえば「フォロ・ロマーノ」である。ローマ帝国の政治、経済の中心地であった。


ローマ帝国の政治・宗教の中心地、フォロ・ロマーノ
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10

 上の写真のすぐそばにいたにゃんこ。イタリアの猫はノラでも、すごく人なつこい。

フォロ・ロマーノ(伊:Foro Romano

 ローマにある古代ローマ時代の遺跡。観光地として有名である。フォロ・ロマーノは、ラテン語の古名フォルム・ロマヌムForum Romanum)のイタリア語読みである。

 紀元前6世紀頃からローマ帝国がテトラルキアを採用する293年にかけて、国家の政治・経済の中心地であったが、ローマ帝国が東西に分裂し、首都機能がラヴェンナに移されると異民族の略奪に曝されるようになり、西ローマ帝国滅亡後は打ち捨てられ、土砂の下に埋もれてしまった。

 フォロ・ロマーノの発掘は、19世紀から本格的に行われるようになったが、帝政時代初期までに開発が繰り返されており、遺構も様々な時代のものが混在しているので、発掘調査は難しい。現在の遺跡は、大部分が帝政時代以降のものである。

参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



フォロ・ロマーノの観光案内にゃん
撮影:青山貞一、デジカメ Nikon CoolPix S10


フォロ・ロマーノの観光案内にゃん
撮影:青山貞一、デジカメ Nikon CoolPix S10


フォロ・ロマーノの観光案内にゃん
撮影:青山貞一、デジカメ Nikon CoolPix S10


ローマ帝国の政治・宗教の中心地、フォロ・ロマーノ
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10


ローマの猫の楽園
  アルジェンティーナ遺跡広場


 ローマには要所、要所に広場がある。有名なものにはオードリー・ヘップバーンが主演した「ローマの休日」で有名なスペイン広場がある。

 有名な広場のひとつ、ベネチァ広場からほど近いところに、ラルゴ・アルジェンティーナがある。

 この広場には下の写真のように沢山の古代神殿の遺跡があり、市民や観光客はフェンス越しに遺跡を見れる。


ラルゴ・アルジェンティーナの遺跡広場
撮影:青山貞一、デジカメ Nikon CoolPix S10

 アルジェンティーナの遺跡広場はにゃんこの楽園として有名だ。もともとノラのにゃん、捨てられたにゃん、交通事故で怪我したにゃんなどが、この楽園にたくさん暮らしている。


ラルゴ・アルジェンティーナの遺跡広場のにゃん
撮影:青山貞一、デジカメ Nikon CoolPix S10


ラルゴ・アルジェンティーナの遺跡広場のにゃん
撮影:青山貞一、デジカメ Nikon CoolPix S10


ラルゴ・アルジェンティーナの遺跡広場
撮影:青山貞一、デジカメ Nikon CoolPix S10

 このラルゴ・アルジェンティーナ遺跡広間を巡っては2001~2002年に以下にあるように、猫への支援活動が危機的な状況があったことがわかる。

参考情報

ローマ市内の古代遺跡に住み着いた野良猫と、
その生活を支えるボランティア達のために

 ローマ市内にある古代遺跡にはたくさんの野良猫が住み着き、ボランティア達がその生活を支えています。観光地として有名なコロッセオ、ピラミデ、トレ・アルジェンテーナなどの古代遺跡で生活する野良猫は485匹。バカンス前に犬猫を捨てることが市民レベルでまかり通るお国柄が、この驚くべき数を生み出したものと思われます。(現地ボランティアからこの話は直接、聞きました。)

 ボランティア達は遺跡トレ・アルジェンティーナの片隅に活動拠点とシェルターを置き、この1年間で1464匹の野良猫の不妊・去勢手術、301匹の里親探し、虐待の通報があった犬猫の保護と、積極的な活動を行っています。活動のための主な収入源は遺跡を訪れる観光客による寄付に負い、そのネットワークはヨーロッパ、アメリカを中心に世界中に広がっています。

 ところが、ローマ市はボランティア達の活動を抑制する姿勢をとり、彼らは観光客の来ないところに移転させられる恐れが出てきました。観光客からの寄付がなければ彼らの活動の継続は難しく、またローマ市にそれに変わる経済的援助は見込めません。ボランティア団体「トレ・アルジェンティーナ」からの依頼はローマ市の古代遺跡についての責任者ラ・ロッカ教授宛に「旅行者や通行人が活動の主な収入源となるようボランティア達がトレ・アルジェンティーナで活動することを認めること」他3点についての抗議文を郵送してほしいというものです。

 事態は緊急を要しています。「トレ・アルジェンティーナ」より送られてきた英文の抗議文(英文と手紙の書き方参照)の右上に氏名、住所、日付、一番左下にサインとそのスペルを書いて、ローマへエア・メールを送って下さい。

つづく