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シルクロードの今を征く
Now on the Silk Road

新疆ウイグル自治区博物館 百度百科2

(中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市)


青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日
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 次は、新疆ウイグル自治区のウルムチ市にある新疆ウイグル自治区博物館の百度百科2です。

◆新疆ウイグル自治区博物館2:

  

 博物館は基本的に「新疆の歴史的な遺物」と「新疆地区の民族民俗習慣」を展示しています。

・新疆の古代歴史遺物の展示

"過去の西部地域の栄光を取り戻す - 新疆の古代歴史遺物の展示"

 展示面積は1500㎡で、700点を超える歴史的遺物があります。展示全体は、①文明の夜明け、②天山山脈の金属や石の輝き、③漢から西域への先駆け、④群雄争い民族融合へ、⑤偉大な唐の勇者が西安を制圧、⑥勇敢な回鶻(かいこつ・遊牧国家)が天山に勝利、⑦蒙古が西に攻め入り漢帝国を設立、など12のテーマに分かれています。

 これらは、新疆各地で出土した様々な種類の素晴らしい文物が集められたものであり、特に、考古学者による発掘された大量の珍しく貴重な文物を含んでいます。また、地形の模型、写真、グラフ、建物の模型、人物の復元像、図解、石碑などの拓本、歴史文献、対話型装置、マルチ媒体によるタッチパネル、音声、光、電気などの現代的な方法等の展示システムを用いて、新疆地区の歴史について、新疆地区原始社会、奴隷社会、封建社会等、段階的に歴史の概観を展示しています。

 展示場の中央ホールは、円形の新疆ウィグル自治区全体の地図模型があり、西域の都護府についての歴史展示ホール、新疆地区のシルクロードの模型、正確な地形と新疆の自然や地理を示した3つの模型、生態環境などがあります。

 注)都護府とは (Wikipediaより)
  中国の漢、唐王朝の時代に、辺境警備・周辺諸民族統治などのため
  に置かれた軍事機関。 都護府の長官は都護と呼ばれていた。

 西域の都護府の模型では、紀元前60年をテーマとした表現に力を入れています。西漢中央政権が新疆にあり、西域都護府を設置しました。新疆エリアのシルクロードを示した図は、中心部分が10㎡あり、浮き上った模型となっています。模型では、新疆エリア内の各シルクロードのルート(方向)を示し、電光掲示で表示する制御システムを用いています。南道のシルクロード、北道と中道が分かれるところは、電光が動いて表示する仕組みとなっています。

 展示センターホール円形パノラマ砂のテーブル新疆ウイグル自治区の歴史展示西域のフロンティアコマンドシルクロードの砂のテーブルの新疆地域では、砂のテーブル3は、正確な形状と新疆の自然地理、環境描写:サンドボックスをし、西域のフロンティアコマンドに努めていますパフォーマンスのテーマは紀元前60世紀にあり、西漢時代の西漢時代の政府は新疆、10平方メートルの中心部の "新疆シルクロードスケマティック"バージョンで設定され、モデルは新疆の様々なシルクロードを示しています。

 光電ディスプレイおよび制御技術を使用して、シルクロードの南、北、中央が動的に表示され、ここで展示されている文化遺物は石器、陶器、木材、ウール、綿、シルク、ブロンズ、鉄、翡翠です。様々な彫刻、絵画、岩絵、金と銀器、通貨、食物、すべての種類が揃っており、典型的な地方の特色を備えており、これらの文物は、様々な角度から紀元前の早い時代から、新疆が中国の版図に含まれていることを証明してい
ます。

 新疆各地で出土した各種の漢文(字)、クチャ文(字)、焉耆(えんぎ)文(字)、回鹘(かいこつ)文(字)等の民族文字の竹簡、文書、書簡、経文等の重要文物は、中国歴史を直接研究するための貴重な資料であるだけでなく、中央アジアおよび世界における国家および文化史の研究にも欠くことができません。


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