エントランスへはここをクリック   中央アジア・シルクロード  【世界紀行

 シルクロードの今を征く
Now on the Silk Road

カイバル峠

(Khyber Pass、アフガニスタン)


青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月23日  更新:2019年4月~6月
独立系メディア E-wave Tokyo
 無断転載禁

総合メニュー

フェルガナ サマルカンド・ブハラ  テヘラン1  テヘラン2  テヘラン3  テヘラン4  テヘラン5 
テヘラン6  テヘラン7  テヘラン8  テヘラン9  テヘラン10  テヘラン11 テヘラン12  
ヘラート フンザ1 フンザ2  フンザ3  フンザ4 バルチットフォート KKH1 KKH2  KKH3
カイバル峠 イスタンブール モスク  トプカプ宮殿1 トプカプ宮殿2  プカプ宮殿3 トプカプ宮殿4 
トプカプ宮殿5  トルコイスラム美術博物館 ヴェネツィア
 <ヴェネツィア総合メニュー>  ローマ


 次はアフガニスタンのカイバル峠です。

◆カイバル峠(Khyber Pass、アフガニスタン)


カイバル峠の位置    出典:グーグルアース 


カイバル峠の位置    出典:グーグルアース 


アフガニスタンの地図       出典:テキサス大学図書館

カイバル(Khyber Pass)



 カイバル峠(Khyber Pass)とは、パキスタン(カイバル・パクトゥンクワ州)とアフガニスタン(ナンガルハール州)の間にある峠です。

 古来より文明の交差点として重要な役割を果たし、南アジア世界と中央ユーラシア世界を結ぶ交通の要衝でした。ハイバー峠、カイバー峠などとも表記される。標高は約1070メートルあります。

歴史

 パキスタンの北西端に位置しており、パキスタンのペシャーワルに近くにあります。

 インド世界はヒマラヤ山脈、スレイマン山脈(英語版)、大インド砂漠(タール砂漠)などに囲まれた地域であり、外部からの侵入は容易ではありません。

 そのため、カイバル峠は古代より数少ない侵入路となっていました。カイバル峠を越えるとアフガニスタンのジャラーラーバードへと至ります。紀元前1500年頃、このカイバル峠を越えてアーリヤ人がパンジャーブ地方に侵入したとされています。

 かのアレクサンダー大王もこのカイバル峠を通って東方に向かっています。

 カイバル峠は、シルクロードから南下してインドにむかう際の交易路としても重要な役割を果たしていました。

 そのため、交易の利権を得ようとする諸勢力がこの地の周辺をめぐって抗争を続けてきました。インドのイスラーム化もこのルートから侵入した勢力によって進められました。

 16世紀前半には、ウズベク人の侵入を受けて滅亡したティムール朝の残党がインドへ侵入し、ムガル帝国を建国しています。

 19世紀前半には、アフガニスタンにまで影響力を広げようとしたイギリスが、この地を戦場としてアフガン人と争った(第一次アフガン戦争)。1880年、第二次アフガン戦争を経てアフガニスタンを事実上の保護国としたイギリスは、この地の交通網を整備しています。現在はアジアハイウェイ1号線の一部となっています。

出典:Wikipedia

<参考>

◆青山貞一:シルクロード絶景50選 ⑤カイバル峠

◆青山貞一:カイバル峠の歴史的意味~米アフガン増兵に関連し


アフガニスタンの地形図と主要地域
(カブール、カンダハール、ジャジャラバード、マザリシャリフなど)
上の地形図からはアフガンとパキスタンとはカイバル峠以外
通れる峠がないことが分かる。 Source:CNN


現在のカイバル峠。
撮影:青山貞一、Nikon Cool Pix S10
原典:NHKデジタルHi Vison、シルクロード絶景50選出典:NHKのシルクロード50選より



パキスタンとアフガン国境のKhyber Pass、
いわゆるカイバル峠(Khyver Pass)。(この注は青山貞一)
出典:Chinadaily



カイバル峠を紹介するブログ
 
 The Khyber Pass
 http://www.khyberpassrestaurant.co.uk/


◆カイバル峠とその近くのペシャワールを紹介するトリップアドバイザーの
 貴重な動画


https://www.youtube.com/watch?v=bX1jRsNmuBI

https://www.youtube.com/watch?v=bps1IwygP-U
 


◆アレクサンダー大王(アレクサンドロス3世)(在位紀元前336年 - 紀元前323年)



 通称アレクサンドロス大王、エジプトのファラオを兼ねた人物です。

 ヘーラクレースとアキレウスを祖に持つとされ、ギリシアにおける最高の家系的栄誉と共に生まれました。ギリシア語ではアレクサンドロス大王ですが、この場合は英語風に読んでアレクサンダー大王またはアレキサンダー大王とすることも多いようです。

 ハンニバル、カエサル、ナポレオンなどの著名な歴史上の人物たちから大英雄とみなされていました。旧約聖書やコーラン、シャー・ナーメ、ゾロアスター教など多様な民族の教典にも登場します。

 現代でもアレクサンドロスの名に関する名をつける人は多いようです。1941年からギリシャで発行されていた旧1000ドラクマ紙幣や、1926年 からアルバニアで発行された旧1レク紙幣などの肖像に使用されていました。

出典:Wikipedia


◆カイバル峠のギャラリー


カイバル峠   出典:Wikipedia


Lawarhgaiのカイバル峠 軍事連合の看板
Source:Wikimedia Commons


イスタンブールつづく