エントランスへはここをクリック   中央アジア・シルクロード  【世界紀行】
 
 シルクロードの今を征く
Now on the Silk Road

西安城壁

門(北門)視察

西安(Xi'an, 中国)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月
独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁
総合メニュー

城壁視察5  城壁視察6  城壁視察7  城壁視察8  安定門(西門 
安遠門北門  玉祥門西系
  明秦王府城壁遺跡1  明秦王府城壁遺跡2

 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

◆西安城壁  安远門(北門)視察



 2019年11月29日の午前中、私達は午前中に西安城壁の 尚徳・安遠北門を視察し、その後、地下鉄で西門のに行き、広仁寺に行く予定です。明日は西安から羽田に帰るので西安滞在の実質最終日となります。


現在の西安城壁
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



 まずは宿泊先ホテルから歩いて北大街を北上し、北門(尚徳門、安远門)に行きました。安远門は正式には安遠門です。

 上の地図にあるように、ホテルは鐘楼の400mほど北くにあるので、南門には1.20km程度で行けますが、北門には、おそらく1.5kmほどの距離となります。
 
 下の看板は北大街の199番ですが、ホテルから北門までは、巨大な商業ビル、ホテルが北大街の両側に林立しています。ただ興味深いのは、仮に建設会社であっても西安の城壁何では歴史的建造物に類する外観になっていることです。 


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 たとえば、上記の北大街199は、日本のゼネコンに類する建設会社ですが、その本社ビルは以下のように、歴史的建造物に類する外観をしています。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 199番近くの以下の建物は、ホテルです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


 さらに少し北に行くと、尚徳門(北門)が見えてきました。

 
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 下の写真は、門を北側にくぐったところで撮影した池田こみちです。このときは、なぜか車の交通がありませんでした。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 この門は、西安咸陽国際空港から西安市街に入る場合、必ず通る門です。私達も行き、帰りともにこの門をタクシーで通りました。


出典:中国百度百科

 安远門は尚徳門の直ぐとなりにあります。 以下は安远門の一部です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 
以下は安远門前の池田こみちです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

安远


出典:中国百度百科

 安远は通称「北門」として知られており、明時代に城壁が建てられ、正式名称は「安遠門」です。

 「安遠」という二文字は、中部平野の漢朝廷が遠方の少数民族に対して懷柔安撫政策(懐柔し和解をもとめる政策)を取ったことに由来しています。漢の朝廷は、それによって少数民族が朝廷に対して恩を感じて屈服することを期待していました。

 1911年の辛亥革命の時、蜂起軍は満清(満州・清国)を攻撃し、安遠門での戦闘は激しくなり、交戦により、北門は戦火を浴びました。市壁が1983年に改装されたとき、元の箭楼が修復されました。安遠門の規格/様式は4+1式洞門(両側に日本の道路、中央に開口部がひとつある門)です。


安遠門(北門)
出典:Keith Zhang グーグルマップストリートビュー


安遠門(北門)
出典:刘小熊 グーグルマップストリートビュー

 以下は安遠門について書かれた貴重なブログです。

◆シルクロードの見所 安遠門(北城門) 入場式典 <西安>

   出典:旅ネット  yukinko 氏ブログ

 北城門番長安と呼ばれた古都西安は紀元前11世紀からおよそ2000年の間、前漢や唐など多くの王朝によって都がおかれ、発展してきた都市です。秦の始皇帝、前漢の武帝、唐の玄宗、そして楊貴妃など歴史上に名を連ねる著名人たちを輩出した地でもあります。その中心となる西安城内の安遠門(北城門)では入場式典を見学することができます。



 重々しい雰囲気の門番。大きな旗を片手に持ち、ニコリともしない。二人が旗で合図を送る。

 式辞すると、閉じられた門が開かれ、昔のままのきらびやかな衣装をまとった人たちが列をなして、現れる。通行手形なるものを読んでくれているのだが、中国語で言っているので残念ながら何を言っているのかわからない。

 通行手形門を全員でくぐると、先ほど読んでいただいた、手形をひとりづつに手渡し。そして、門の鍵だろうか?首に金色の鍵をお土産にわたしてくれる。



 舞門から中に入ると今度は女性がしなやかな手つきで舞っている。先頭の女性は天女がまとうようなうすいショールを腕にかけ、右へ左へ優雅に舞う。バックミュージックも中国独特の音楽がかっており、ゆったりとした舞とマッチしている。



 入場式典が終わると記念撮影があり、終了。全部で15分ほどの式典だが、なかなかお目にかかれないものでもあり、華やかさに目を奪われる。




出典:旅ネット  yukinko 氏ブログ


玉祥門(西門)つづく