| シルクロードの今を征く Now on the Silk Road  ヴェネト州（ Veneto、イタリア）  キオッジャ１（Chioggia） 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 共編 掲載月日：2020年10月10日 独立系メディア Ｅ－ｗａｖｅ Tokyo 無断転載禁 |
| ＜ヴェネツィア総合メニュー＞ ＜隣町＞ キオッジャ１ キオッジャ2 キオッジャ3 キオッジャ4 キオッジャ5 キオッジャ6 キオッジャ７ 本稿の解説文は、現地調査に基づく開設に加え、Veneziaイタリア語版を中心にVenice英語版からの翻訳及び日本語版を使用しています。また写真は現地撮影分以外にWikimedlia Commons、さらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビューを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名をつけています。 本稿の解説文は、現地調査に基づく開設に加え、Veneziaイタリア語版を中心にVenice英語版からの翻訳及び日本語版を使用しています。また写真は現地撮影分以外にWikimedlia Commons、さらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビューを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名をつけています。 ◆キオッジャ（Chioggia）  Source:Wikipedia  キオッジャの風景 Source:Wikimedia Commonsmedia Commons CC 表示-継承 3.0, リンクによる キオッジャ（Chioggia）は、イタリア共和国ヴェネト州ヴェネツィア県にある都市で、その周辺地域を含む人口約5万人の基礎自治体（コムーネ）です。県内第2位の人口を有するコムーネでもあり、旧市街はヴェネツィア潟南端の島の上に築かれています。 地理  キオッジャの位置 Source:Wikimedia Commons CC 表示-継承 3.0, リンクによる  ヴェネツィア県概略図 Source:Wikimedia Commons CC 表示-継承 3.0, リンクによる 位置・広がり・地勢 ヴェネツィア県南部に位置するコムーネで、西にパドヴァ県、南にロヴィーゴ県と接します。キオッジャの町は、ヴェネツィア潟とポー川デルタに挟まれてアドリア海に突き出しています、小さな半島状の地域に位置します。ヴェネツィアとフェッラーラのほぼ中間に位置し、パドヴァ、ロヴィーゴからは約50km離れています。 歴史的な中心市街はヴェネツィア潟（ラグーナ）南端に位置しており、運河で隔てられ橋で結ばれた小さな島々の上に築かれています。ヴェネツィアと異なり、大部分の地域では自動車や公共交通機関の通行が可能です。 市域東部のソットマリーナ島（Sottomarina）は、ラグーナとアドリア海を隔てて連なる島々の最南端にあたります。ソットマリーナは単独の市街地を形成しており、キオッジャ旧市街とは橋で結ばれています。 市域の西部および南部の本土に位置する地域は、アドリア海に注ぐブレンタ川とアディジェ川の下流域にあたり、多くの分流や運河が流れています。 隣接コムーネ 隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のPDはパドヴァ県、ROはロヴィーゴ県所属を示す。 カンパーニャ・ルーピア カヴァルツェレ コデヴィーゴ (PD) コーナ コッレッツォラ (PD) ロレーオ (RO) ロゾリーナ (RO) ヴェネツィア Canal Vena Canale San Domenico 歴史  運河が多いキオッジャno Source:Wikimedia Commonsmedia Commons CC 表示-継承 3.0, リンク キオッジャの起源はヴェネツィア同様に伝説の域に埋もれています。 実際に「アンテーノレ」が敗北してトロイアからアクイッロ(Aquilio)とクローディオ(Clodio)と一緒に逃げ、アドリア海の海岸に避難場所を見つけた伝説は次の様に連想を起こさせます。 アクイッロ、アンテーノレ、クローディオはそれぞれ、アクイレーイア、パドヴァ、クローディア(Clodia)という地域共同体を作りました。最後には、クローディオは赤い立ち上がった獅子の印をトロイアの記憶の為に選びましだ。クローディアと言う名前は世紀を経る毎にクルーザ(Cluza)、クルージャ(Clugia)、キオッツァ(Chiozza)と変わりキオッジャ(Chioggia)となりました。 5世紀に書かれた古い資料には、街はビザンティン帝国の一属州の一部となったとあります。中世には街は独立コムーネとなり、1110年には司教座となりました。 歴史上重要な1ページはキオッジャの戦いと呼ばれるジェノヴァとヴェネツィアとの戦いです。1379年、街はジェノヴァの手に落ち、1380年にはヴェネツィアが取り戻しました。キオッジャは、1797年にナポレオンの手によりヴェネツィア共和国が滅亡させられるまでその一部となりました。 続いてカンポ・フォルミオ条約により1798年に街はオーストリアに組み入れられました。1866年にイタリア軍が街を解放し、イタリア王国に併合されるまで、オーストリアとフランスが交互に街を支配しました。 第二次世界大戦中は連合国の空軍の絨毯爆撃の危険にさらされた。市民の蜂起のおかげで、ナチスのファシストは降伏し、1945年4月27日街は連合軍により解放されました。 行政 分離集落 キオッジャには以下の分離集落（フラツィオーネ）があります。 Ca Bianca, Ca Lino, Ca Pasqua, Cavana, Cavanella d'Adige, Isolaverde, Sottomarina, Sant'Anna, Valli 姉妹都市 ラミア、ギリシャ 2007年 サントロペ、フランス 2008年 キオッジャ2につづく ＜ヴェネツィア総合メニュー＞ |