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大唐西市博物館 視察20

唐三彩陶器

(Xi'an 中国)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日
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視察20 唐三彩陶器

 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

大唐西市博物館視察20



 唐三彩陶器

西市の陶磁器・唐三彩製造業

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 注)唐三彩(とうさんさい)とは

 唐三彩(とうさんさい、拼音: tángsāncǎi、三彩とも)は唐代の鉛釉を施した陶器で、
 主として副葬用に制作された。いわゆる唐三彩は唐代の陶器の上の釉薬の色を
 指し、後に唐代の彩陶(上絵を施した陶器)を総称する語として使われるようにな
 った。唐代の陶器の釉薬の色は非常に多く、クリーム色、赤褐色、薄緑、深緑、藍
 色、紫などがある。中でもクリーム色・緑・白の三色の組み合わせ、或いは緑・赤褐
 色・藍の三色の組み合わせを主としていることから三彩と称されている。



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



褐釉陶仕女瓶=褐釉陶仕女瓶(褐色釉薬の陶製給仕壺)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S990



黄瓷双系罐=黄磁双掛缶(黄色釉薬の両耳付き瓶)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S990



白瓷四系罐=白磁四系缶(白磁製で四つの鐶付がついた瓶)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S990



绿釉四系罐=緑釉四系缶(緑釉で四つの鐶付がついた瓶)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S990



褐釉小磁犬(褐色釉薬の磁器製犬)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S990



三彩公鸡=三彩雄鶏(唐三彩の雄鶏)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S990



黄釉马=黄釉馬(黄釉薬の馬)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900




白瓷辟雍砚=白磁辟雍硯(はくじへきようすずり)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 注)辟雍(へきよう)
  西周時代から設けられた中国の高等教育機関。璧雍・辟廱とも書く。
  礼記王制に「天子命之教然後為學。小學在公宮南之左、大學在郊。天子曰辟廱、
  諸侯曰頖宮」とあるように、辟雍は天子が命じてつくらせた学校である。詩経の
  魯頌泮宮の毛伝鄭箋に「築土雝(雍)水之外,圓如璧,四方来觀者均也」という
  ように、四方に水を雍(たくわ)え、全体の形が辟(かべ)のようであることか
  ら辟雍と名付けられたと考えられる。(後略)


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