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今、もう一度考える
災害がれき広域処理
 〜地域主権と地方自治に
立脚した施策を!〜
青山貞一
掲載月日:2012年5月16日
 独立系メディア E−wave Tokyo


 国会議員、地方議員を対象として明日、以下の緊急学習会を参議院議員会館で開催します。

 国、地方の議員(秘書)オンリーの学習会であるのと、すでに満席となっていると事前報告が来ており、ここでは報告のみとさせていただきます。

 この問題の発端は、地方自治を無視したがれき特措法の立法にあります。議員立法の顔をした強権的な官僚立法であり、憲法違反の可能性すらあります。

 今の日本では国の行政だけでなく立法、司法も極度に劣化しており、その結果、地域主権と地方自治が危機に瀕しています。

 もちろん、私たちの10回に及ぶ現地調査と測定シミュレーションでは、宮城県、岩手県のがれきの放射能レベルが国がいうほと低くはありません。

 また災害がれきには放射性物質以外のさまざまな有害物質が含まれており、それらが大気、灰、排水として環境中に排出されます。そして未汚染地域が汚染され続けることになります。

 さらに東京、静岡、愛知、北九州などをみるまでもなくがれき処理が大きな利権のタネとなっています。

 私の講演は短めにして、議論と徹底討議する予定です!

◆緊急議員学習会

 
今、もう一度考える災害がれき広域処理
 〜地域主権と地方自治に立脚した施策を!〜


 復興に欠かせない東日本大震災に伴う災害廃棄物の処理ですが、受け入れ自治体住民を中心とした根強い反対が未だに続いています。なぜこれほどまでに全国で受け入れの是非について議論が起きているのでしょうか。

 宮城県が広域処理量を大幅に見直しました。これを契機に、東日本大震災に伴い発生した災害がれきの広域処理について、安全性、合理性、効率性、経済性などの観点から、議員を対象に今、もう一度考える学習会を行います。

■講師:青山 貞一 氏
(プロフィール)
環境行政改革フォーラム代表幹事
環境総合研究所顧問
早稲田大学理工学部講師
元東京都市大学・同大学院教授
元長野県環境保全研究所長
専門:環境科学、環境政策、環境法

■日時:5月17日 15:00〜16:30

■場所:参議院会館・102会議室 東京都千代田区永田町2-1-1
 講演は30分程度とし、質疑応答に時間をかける予定です

*議員(国会議員・地方議員)を対象としますが代理出席は可能です。

■主催・連絡先:震災がれきの広域処理を考える会