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初秋の上州
歴史・文化の拠点を行く

@渋川市の水澤寺

青山貞一 池田こみち
掲載月日:2013年9月15日
 独立系メディア E−wave Tokyo

 内 容 目 次
@ 渋川市の水澤寺 E 常林寺の道祖神と秋花
A 四百年の歴史をもつ水澤うどん F 蘇れ草軽鉄道
B 浅間山大噴火と鎌原観音、常林寺 G 旧草軽鉄道と高峰秀子
C 浅間山大噴火と天明大飢饉 H 旧北軽井沢駅
D その後の常林寺 I 旧北軽駅周辺の自然

 2013年9月9日から14日にかけ、群馬県北軽井沢にでかけた。この夏、3度目だ。今回は、昨年秋、群馬県高崎市で行った八ッ場ダム関連の講演の主催者らが9月11日午後に別荘に来られ、議論することになっている。

 今回は関越道で練馬から群馬県渋川市まで行き、その後一般道の県道35号線と国道145号線で北軽井沢まで行くことにした。このルートははじめてである。

 当初、関越の渋川伊香保市ICで一般道に降りる予定だったが、その前にある駒寄PAにスマートICができたこともあり、この駒寄PAにあるスマートICで高速を降りた。スマートICとは、休憩を取ったり、食事を取るための高速道路のSAやPAからETCを使って、一般道に出入りが可能なゲートである。

 ちょうど、お昼にさしかかったので、有名な「水澤うどん」の老舗で昼食を取ろうということになった。下は「水澤うどん」の老舗が連なる一角を少し先に行った丘で撮影したものである。天気にも恵まれすばらしいパノラマが眼前に広がっていた。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-9-9

 「水澤うどん」の老舗、元祖、始祖が軒を並べる地域のすぐ隣に、水澤寺、別称、水澤観音がある。そこで昼食をとる前に、水澤寺にお参りすることにした。

 水澤寺(みずさわでら)は、群馬県渋川市(旧北群馬郡伊香保町)にある天台宗の寺院である。山号は五徳山という。本尊は十一面千手観音であり坂東三十三箇所第16番札所となっている。

 下は水澤寺の本堂である。  「五徳山」は水の五つの徳を讃えた山号である。

 水澤寺には本堂(観音堂)、県指定重要文化財の六角二重塔(開運六地蔵)、鐘楼堂、釈迦堂がある。 さらに釈迦堂内には釈迦三尊像や県指定重要文化財の円空仏(阿弥陀如来座像)などが安置されている。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-9-9

 水澤寺の創建年代は不詳らしいが、飛鳥時代上野国の国司高光の開基により創建されたと伝えられている。飛鳥時代と言えば、崇峻天皇5年(592年)から和銅3年(710年)の118年間を指すので、えらく古くに出来た寺である。江戸時代には江戸幕府から朱印状が与えられたそうだ。

 下は水澤寺の一角にある六角堂である。この六角堂は、県指定重要文化財の六角二重塔(開運六地蔵)である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-9-9

 六角堂の一階部分に人が周りながら引く


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-9-9


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2013-9-9

 下は水澤寺の鐘楼。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-9-9

 境内は地形的に斜面の一角にある。下は県指定天然記念物の水澤の観音杉である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-9-9


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-9-9

つづく