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31基の仮設焼却炉費用
推定5800億円
合同調査チーム緊急速報
青山貞一・池田こみち・鷹取敦・奈須りえ
掲載月日:2012年6月7日

 独立系メディア E−wave Tokyo

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 私たちがここ数ヶ月の現地調査、国、自治体の担当者ヒヤリング調査など徹底調査した結果、がれき広域処理はすでに必要性がなくなっていることが分かり6月3日に緊急速報しました。

 全国各地から反響が寄せられており、たとえば昨日は現在地域紛争となっている九州のテレビ局から生出現の依頼まできていますが、環境省はいい加減な当初見積もりの甘さ(というより予算を多く取るためにわざと過大(宮城県の広域処理量は今回の見直しで/4に低下)にもかかわらず、未だに広域処理を撤回していません!

 以下は、昨日上記をバージョンアップした速報です。

 環境省は当初から31基もの仮設焼却炉を7月から被災地で稼働させることにして巨大な予算を確保していますが、上記の木質がれきの大量洋上流出もあり、これら焼却炉・溶融炉の被災地での本格稼働が7月からはじまるので当初かかげた期限内に被災地だけで広域処理分を含め処理が終わることが私たちの調査で判明しています。

 以下のバージョンアップでは、この環境省の馬鹿げた焼却主義にかかる巨額のカネ(税金、公金、起債)の額とどこにそれらの業務が落札されたかについても詳細に調べて掲載しています。

 何と、ここでも除染同様、巨額(5000億円以上)がゼネコンと重工メーカーに落ちることが分かりました! ぜひご覧ください!

◆がれき広域処理は合理的根拠なし 合同調査チーム速報(改訂版)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-democ1525..html


 さらにすごいニュースが河北新報(宮城県)入ってきました!

■北九州市がれき試験焼却 輸送費1400万円→7万トンで122億

 通常、産廃処理費は1トンあたり2〜高くても3万円程度ですが、北九州市が逮捕者まで出しお小なっきた試験焼却では、輸送費が80トン試験焼却するのに1400万円、1トン当たり17万円超と異常なものとなっています。

 すでに広域処理が不要となっていることが明らかなのに、この税金、公金の無駄遣いは異常です!

◆北九州市がれき試験焼却 輸送費1400万円→7万トンで122億
 http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze

◆北九州市試験焼却 がれき80トンの輸送費1400万円
 (2012年06月07日 河北新報)
 http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120607t11016.htm

 東日本大震災で発生した宮城県石巻市の可燃がれき80トンを試験焼却のため北九州市に運んだ輸送費が、1400万円に上ったことが6日、宮城県の調べで分かった。広域処理が正式に決まった場合、県と北九州市は今回の陸路よりコストの安い海上輸送を検討している。がれきの輸送費は全額を国が負担するが、円滑な処理の実現に向け費用圧縮が課題となりそうだ。

 北九州市の試験焼却は5月23~25日に行われた。木くずなどのがれきは10トントラック28台に積載し、石巻市の中間処理施設から1400キロ先の北九州市に運ばれた。 試験焼却に掛かった輸送費は、1トン当たり17万5000円。これを北九州市が計画する「年間3万9500トン以内の処理」に当てはめると、全て陸路で運んだ場合、輸送費は約70億円に上る計算になる。 今回、がれきは5月22日に北九州市に到着した。同日中に焼却施設に搬入する予定だったが、一部のグループが受け入れを阻止したたため、作業は予定に比べ8時間半遅れた。

 県は「陸路で運んだことに加え、搬入の遅れも輸送費がかさんだ要因になった」
(震災廃棄物対策課)とみている。 県と北九州市は現在、輸送費を抑えるため
海上輸送を検討中。1回当たりの運搬量は300トンを想定しているが、ここで
も課題がある。コンテナ船などは少なくとも1000トン規模の運搬が可能で
「300トンの量ではかえって割に合わない」(同課)という。

 北九州市は6月中にも、がれき受け入れの可否を最終判断する。輸送費を含め、がれき処理に掛かる経費は最終的に国が負担する。 宮城県は「広域処理が必要な状況に変わりはない。コストを圧縮できるよう国や受け入れ先の自治体と調整
を重ねたい」と効率的な輸送手段の構築を急ぐ。

 2012年06月07日木曜日