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東京都市大学講義
D日本人が不幸の原因
(2)失業率、生活保護者、自殺者数
青山貞一
掲載月日:2013年1月12月
 独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁


(4)若年層失業率

 日本社会では、3.11のはるか前から若年層の失業率の増加化が大きな社会経済問題となっていた。

 そして2009年以降、15-24歳若年層の失業率が10%を超える状態が続いており、以下のグラフにはないが3.11以降、さらに深刻なものとなっている。



図  若年層の失業率の推移
出典:総務省「労働力調査」


(5)生活保護受給者数の年次推移


 日本社会では、永年にわたり生活保護世帯が右肩上がりの単調増加で増えている。以下のグラフからは、ここ5年間さらに生活保護受給者が増加していることが分かる。


図  生活保護受給者数の推移
出典:http://mlm.bookmarks.jp/news/?p=1137


(6)日本人の自殺者の年次推移

 日本全体では20世紀末(1999年)から毎年、自殺者が約3万数千人あり、一向に下がっていない。過去10年間は高どまりしていると言ってよい。

 以下はWikipediaからの引用である。


 2010年(平成22年)における日本の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)は24.9人で総自殺者数は31690人である(警察庁発表のデータ)。13年連続で3万人を突破している。

 年間の死者の2.8%が自殺により死亡しており、癌や心疾患などに次いで6番目に多い死因である。2010年の自殺者数は同年の交通事故者数(4863人)の6.51倍に上り、その深刻さが伺える。日本では自殺未遂者は、自殺者の10倍以上いると推計されており、自殺者遺族は日本に300万人ほどいると推定される。


 諸外国と比べても極めて自殺率が高く、世界で4位、アメリカ合衆国の自殺率の2倍である(2002年)。


図  日本人の自殺者の年次推移
出典:警察庁統計

 以下はそれを裏付ける世界各国の自殺者の数である。日本は人口10万人当たりの自殺者数でOECD諸国で一番多い。日本の次は韓国、第三位はフィンランド、第四位はベルギー、第五位がフランスとなっている。


図  人口10万人当たりのOECD諸国における自殺率
出典:OECD


つづく