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2018年・東日本大震災
復旧実態調査(福島県編)

いわき市勿来須賀海岸・鮫川右岸


青山貞一・池田こみち 
環境総合研究所顧問
掲載月日:2018年7月28日 最終公開日:2020年2月28日
 独立系メディア E-wave Tokyo
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いわき市勿来 須賀海岸 


出典:グーグルマップ

 私たちは北茨城市の平潟港から福島県いわき市勿来(なこそ)の須賀海岸近くにある関田須賀集会所に到着した。


 この後、いわき市関田にある須賀集会所脇公園前に車を駐めて防潮堤を視察する。


出典:グーグルマップ

 下は集会所から南側(平潟側)にある堤防である。この辺りは海岸線まで住宅が密集していないが、もう少し北側は海岸線とまさに、隣りあわせとなっていた。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 この勿来・関田須賀海岸周辺での空間放射線量は 0.05μSV/hであった。 


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900

 それにしても、勿来、関田須賀海岸は、下のグーグル地図に見るように、住宅地のすぐ隣りに太平洋の海岸がある。仮に3.11の津波で大災害とならなかったからと言って、今後、果たしてこの程度の対応でよいのか?と思った。


勿来 関田須賀海岸と防潮堤
出典:グーグルマップ            出典:グーグルマップフル3D

 この後、須賀海岸の周辺を回って元の道に戻る その後変な格好の松を右手、高床式アパートなどを左手に見て北上する。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 このあたりの空間放射線量は 0.05μSV/hであった。 


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


 下は東日本大震災における福島県沿岸域の津波による浸水高・遡上高

 鮫川右岸は左岸に比べて浸水高が2mほど低いことがわかる。

<参考>

◆東日本大震災における福島県沿岸域の津波による浸水高・遡上高

鮫川右岸 須賀-関田海岸   浸水高 4.2, 4.7, 4.9, 6.7 m (TP)
証言:1波目よりも,2波目,3波目が大きかった


鮫川左岸 岩間地区・小浜海岸  浸水高 6.3, 6.8, 7.3 m (TP)
                       遡上高 6.3, 7.9 m (TP)


参考情報:  調査開始前に三角点の標高を計測

鮫川左岸河口 地図の表示     5.3 m
RTK GPS による計測          5.04 , 5.08 m

サンマリーナ              遡上高 9.4 m (TP)
永崎地区                浸水高 5.3 m (TP)
                      遡上高 7.3 m (TP)

折戸地区,江名漁港         浸水高 6.3, 6.8 m (TP)
豊間海岸                浸水高 7.5, 9.2 m (TP)

いわき平薄磯    浸水高  5.9 m
いわき平薄磯    遡上高  6.1 m(この地区の海岸堤防天端高 5.2 m)

いわき四倉 管波病院付近   浸水高  6.2 m
              (この地区の海岸堤防天端高 5.9 m)
いわき四倉 道の駅よつくら港 浸水高  5.9 m
いわき四倉 四倉高校付近   浸水高  3.6 m


つづく