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   東マレーシア・サバ州現地予備調査

帰途の機内座席液晶モニター
Kudat, North End of Borneo Is.

青山貞一 Teiichi Aoyama
池田こみち Komichi Ikeda

掲載月日:2015年2月20日
独立系メディア E−wave Tokyo


<全体目次>

 日本に帰る2月5日、何と午前3時に起き、4時過ぎに空港までシャトル送ってくれるサムさんがホテルに来きてくれました。

 何しろ早朝なのと、ほとんど信号がないので午前5前にコタキナバル国際空港に到着しました。セキュリティ・チェックは厳しく、さらに搭乗ゲートに行く前に再度、セキュリティがあります。

 さすがにイスラム教を国教としているせいか、空港内にはほとんどケバケバしい広告はありません。

 下は帰途に登場したマレーシア航空のボーイング737−800です。
 

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015年2月5日

 成田行きのマレーシア航空 MH080 機は、午前7時30分に出発となりますが、同じゲートで午前9時丁度にロイヤル・ブルネイ航空のBegawan行きがあります。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015年2月5日

 下はそのロイヤル・ブルネイ航空のA320とおぼしき航空機の写真です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015年2月5日

 成田に帰る飛行機は、定刻通り午前7時30分過ぎにコタキナバル国際空港を離陸しました。

 ところで、下の写真は機内座席背もたれにある液晶モニターの位置です。青山の座席から先頭方向を写したものです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015年2月5日

 実は来るときもあったのですが、成田に帰るマレーシア航空機内の座席背もたれにある液晶パネルにも、「コーラン」の総合百科事典がありました。下がそのメニュー画面の写真です。

◆コーランについて

 クルアーンあるいはコーランは、イスラーム教(イスラーム)の聖典である。イスラームの信仰では、唯一不二の神(アッラーフ)から最後の預言者に任命されたムハンマドに対して下された啓示と位置付けられています。ムハンマドの生前に多くの書記によって記録され、死後にまとめられた現在の形は全てで114章からなっています。 

 クルアーンは、読誦して音韻を踏むように書かれています。「クルアーン」という名称はアラビア語で「詠唱すべきもの」を意味しており、アラビア語では正確には定冠詞を伴って「アル=クルアーン」と呼ばれています。

 欧米では古くから Coran あるいは Koran と呼ばれており、日本でも長らくそれを片仮名転写した「コーラン」という名前で呼ばれています。

 出典:Wikipedia



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015年2月5日

 この座席背もたれに付いている液晶パネルでは、通常、航空機経路図、映画、ゲームなどが小型パネルで表示されますが、「コーラン」システムは、イスラム教のコーランの全章(114章)をアラビア語→英語の逐次訳で示す百科事典でした。

 コーランは単なるイスラム教の理念、原典、宗教的倫理的な教えだけでなく、いうなれば民法、刑法などの条項についての膨大な概説が書かれています。英語はかなり平易ですが、上から下に逐次ながれ(スクロール)るので、その間に読まなければ成りません。もちろん、後から全章を検索して読むことも可能です。

 画面ではコーランのアラビア語の一部が赤色で表示され、それに対応した逐次訳英語が示されています。ヘッドホンでは当該部分のアラビア語の音声が流れます。さらに、本システムでは、コーラン以外にアザーンなどもあります。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015年2月5日

 今回、本システムをマレーシア航空機ではじめて知りましたが、同僚の池田こみちさんは、帰途3時間ほど、ずっと英語訳を読んでいました。

 いろいろな国の飛行機に乗りましたが、このシステムは初めてでした。まるでカラオケのように、コーランを唱える声にそってアラビア文字の黒い部分が赤く変わっていくのです。そして、下の段にはその部分の英訳が付けられていて、途中で[pause]を押せば、止めて見ることもできます。

 3章まで見るというか聴くのがせいぜいでしたが、なかなかすばらしいシステムで、何章の何節からでも読むことができ、キーワードから検索も出来ます。AZANsとPlayers では、文字は出ませんが、厳粛な祈りの声を聴くことができます。

  以下に、コーラン114章の目次を示します。出典:Wikipedia

開端(アル・ファーティハ)
雌牛(アル・バカラ)
イムラーン家(アーリ・イムラーン)
婦人(アン・ニサーア)
食卓(アル・マーイダ)
家畜(アル・アンアーム)
高壁(アル・アアラーフ)
戦利品(アル・アンファール)
悔悟(アッ・タウバ)
ユーヌス
フード
ユースフ
雷電(アッ・ラアド)
イブラーヒーム
アル・ヒジュル
蜜蜂(アン・ナフル)
夜の旅(アル・イスラー)
洞窟(アル・カハフ)
マルヤム
ター・ハー
預言者(アル・アンビヤーゥ)
巡礼(アル・ハッジ)
信者たち(アル・ムウミヌーン)
御光(アン・ヌール)
識別(アル・フルカーン)
詩人たち(アッ・シュアラーゥ)
蟻(アン・ナムル)
物語(アル・カサス)
蜘蛛(アル・アンカブート)
ビザンチン(アッ・ルーム)
ルクマーン
アッ・サジダ
部族連合(アル・アハザーブ)
サバア
創造者(ファーティル)
ヤー・スィーン
整列者(アッ・サーッファート)
サード
集団(アッ・ズマル)
ガーフィル
フッスィラ
相談(アッ・シューラー)
金の装飾(アッ・ズフルフ)
煙霧(アッ・ドハーン)
跪く時(アル・ジャーシヤ)
砂丘(アル・アハカーフ)
ムハンマド
勝利(アル・ファトフ)
部屋(アル・フジュラート)
カーフ
撒き散らすもの(アッ・ザーリヤート)
山(アッ・トール)
星(アン・ナジュム)
月(アル・カマル)
慈悲あまねく御方(アッ・ラハマーン)
出来事(アル・ワーキア)
鉄(アル・ハディード)
抗弁する女(アル・ムジャーダラ)
集合(アル・ハシュル)
試問される女(アル・ムンタヒナ)
戦列(アッ・サッフ)
合同礼拝(アル・ジュムア)
偽信者たち(アル・ムナーフィクーン)
騙し合い(アル・タガーブン)
離婚(アッ・タラーク)
禁止(アッ・タハリーム)
大権(アル・ムルク)
筆(アル・カラム)
真実(アル・ハーッカ)
階段(アル・マアーリジュ)
ヌーフ
幽精(アル・ジン)
衣を纏う者(アル・ムッザンミル)
包る者(アル・ムッダッスィル)
復活(アル・キヤーマ)
人間(アル・インサーン)
送られるもの(アル・ムルサラート)
消息(アン・ナバア)
引き離すもの(アン・ナーズィアート)
眉をひそめて(アバサ)
包み隠す(アッ・タクウィール)
裂ける(アル・インフィタール)
量を減らす者(アル・ムタッフィフィーン)
割れる(アル・インシカーク)
星座(アル・ブルージュ)
夜訪れるもの(アッ・ターリク)
至高者(アル・アアラー)
圧倒的事態(アル・ガーシヤ)
暁(アル・ファジュル)
町(アル・バラド)
太陽(アッ・シャムス)
夜(アッ・ライル)
朝(アッ・ドハー)
胸を広げる(アッ・シャルフ)
無花果(アッ・ティーン)
凝血(アル・アラク)
みいつ(アル・カドル)
明証(アル・バイイナ)
地震(アッ・ザルザラ)
進撃する馬(アル・アーディヤート)
恐れ戦く(アル・カーリア)
蓄積(アル・タカースル)
時間(アル・アスル)
中傷者(アル・フマザ)
象(アル・フィール)
クライシュ族(クライシュ)
慈善(アル・マーウーン)
潤沢(アル・カウサル)
不信者たち(アル・カーフィルーン)
援助(アン・ナスル)
棕櫚(アル・マサド)
純正(アル・イフラース)
黎明(アル・ファラク)
人々(アン・ナース)


 以上で青山貞一、池田こみちの東マレーシア現地予備調査は終了です!
 
<全体目次>

 なお、あとで池田が調べたところロイヤル・ブルネイ機内にも、Webコーランがあったそうです。下は、日本人利用者が書かれた海外旅行口コミガイドです。

◆ロイヤル・ブルネイ機内にもWebコーラン

 ロイヤル・ブルネイ機内

 ロイヤル・ブルネイ機をブルネイからマニラまで利用しました。18,000円強でした。日程の都合上どうしてもこの飛行機を利用せねばならず、ちょっと高かったです。

 日本の支店を通さず、ネットで購入したのですが、後から少し質問等があり、日本に支店のようなものがあったので電話で問い合わせしたところ、ネットで直接購入したものについては扱いが違うようで日本の支店はあまり役にたちませんでした。

 機内ではスチュワーデスさんの説明等の前に必ずTVにモスクの画像が映し出され、コーランが流れるのでイスラム教の国!って感じでおもしろかったです。

 
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-category-8.html
 今回の旅では、離陸前にコーラン(イスラーム教の聖典)が機内で放送されるというロイヤルブルネイ航空にも乗ってみたかったので、シンガポールまでANAで往復し、シンガポールからブルネイをロイヤルブルネイ航空の英語サイトで手配した。(日本語サイトでの案内は高い!)

 そのコーラン、天井からモニターが出てきてモスクの写真と共に流される。画面には小さな文字で英語訳も出ていたので、運行の安全祈願であることが分かったしだい。離陸直後はイスラム教の聖地メッカの方向と距離を示す映像が、通常のビデオ放送が始まるまで放送される。


http://amet.seesaa.net/category/2298927-1.html
 ロイヤルブルネイ航空を興味半分で利用してみた。。出発はターミナル2でシンガポール航空と同じだが、一番奥のゲートにされているので、乗り込むまでに相当歩かなければならない。約2時間の機内食空の旅だ、出発前に機内には『コーラン』(写真下)が流れる。スチュワーデスまで、風呂敷のようなものをかぶっている。

機内のモニターにコーランが流れる写真

<全体目次>