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メアリー・ステュアートの足跡を追って
スコットランド
2200km走破


ロッホ・イムリック1

Loch Imrich 1

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
2018年12月10日公開
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インヴァネス1  インヴァネス2


 スコットランド北部、ハイランドのニュートンモア(Newton More)到着後、夕飯まで時間があったので、ホテルの近くを散歩しました。すると閑静な住宅地のそばに、ロッホ・イムリック(Loch Imrich)、すなわちイムリック湖という小さな湖があり、その周辺が緑道となっていました。

 この時期、スコットランド北部のハイランダーでもさまざまな花が咲き乱れ、まるで桃源郷のようです。日本ならちょうど4月の春といった季節です。

 地域住民にとってすばらしい憩いの場となっていることがわかりました。ロッホとなっていますが、実際は大きな池という感じです。

 帰国後調べてみたら、ロッホ・イムリックは、ウッドランド・トラストというスコットランドのトラストNPOが関わっていることがわかりました。住宅地近くの小さな池とその周りの小道、森林からなる桃源郷といえましょう! 何気ない身近な自然と共生するまちづくりにこそ、スコットランドを感じさせられます。

 日本でもこんな身近な自然と調和したすばらしい憩いの場を各地につくれればとおもいます。

 以下はいわゆるナショナル・トラストについての解説ですが、NPOのウッドランド・トラストは、ナショナルというよりは地域のトラスト活動によってできたものと思われます。

ナショナル・トラスト(National Trust) とは

 ナショナル・トラストは設立の目的として「国民の利益のために、美しく、あるいは歴史的に意味のある土地や資産を永久に保存するよう促すこと、土地については、実行可能な限り、その土地本来の要素や特徴、動植物の生態を保存すること、そしてこの目的のために、資産の所有者から歴史的建造物や景勝地の寄贈を受け、獲得した土地や建物などの資産を国民の利用と楽しみのために信託財産として保持すること」を定めており、単なる環境保護ではなく、歴史的建造物や景勝地を国民の遺産として保持することで、愛国心や国民の一体感といったナショナル・アイデンティティを形成・強化することを意義としている。

出典:Wikipedia

 ある地域がナショナル・トラストに指定されるとその周辺の住宅地にも形態規制などがかかるので、日本のようにすぐ隣に高層マンションが建つことはないのです。


ロッホ・イムリック(Loch Imrich)


出典:グーグルマップ


出典:グーグルマップ

 下の写真の左側がイムリック湖です。


撮影:青山貞一 Casio EX-Z90

 下はイムリック湖の湖岸です。


撮影:青山貞一 Casio EX-Z90

 下は周辺の住宅です。おとぎの国に出てくるようなかわいらしい住宅ばかりです。


撮影:青山貞一 Casio EX-Z90
 
 下の住宅は2012年としては早い太陽光発電パネルが屋根に乗せてあります。



撮影:青山貞一 Casio EX-Z90

 住宅の中にはログキャビンを建築している家もありました。


撮影:青山貞一 Casio EX-Z90

 下の写真はロッホイムリックへの入り口の一つです


撮影:青山貞一 Casio EX-Z90


撮影:青山貞一 Casio EX-Z90

 この小さな湖と木々はニュートンモアのメインストリートからすぐのところにあります。 ロッホは「ケトルホール」で、これをカバーしていた氷河の遺産は最後の氷河時代です。

 最近では冷たい冬の間に、それを感じることができました。 イムリック湖周辺はリラックスするのに最適な場所であり、そのために数多くの椅子も用意されています。 あなたとスペースを共有するために飛んできた様々な水鳥を見ることも可能です。

 出典:ウッドランド・トラスト


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