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2018年・東日本大震災・津波
復旧実態調査(宮城県中部編2)

女川町沿岸3原発

青山貞一・池田こみち 
環境総合研究所顧問
掲載月日:2019年5月20日 2020年3月11日第2次公開
 独立系メディア E-wave Tokyo
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◆女川町沿岸3原発 


出典:東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会配付資料


◆女川原子力発電所 事前調査2011年9月17日~19日)

 2011年9月17日~19日、青山貞一、池田こみち、鷹取敦の3名が行った宮城県女川原発付近から福島県南相馬市までの放射線量の測定結果である。グラフでは市町村別の平均値を示している。実際には一市町村あたり5~10箇所を車載のGPS付き線量計で自動測定している。

 測定結果見ると、福島第一原発に近い南相馬市が平均値で0.33μSv/h、仙台市が0.06~0.07μSv/h、石巻市が0.08μSv/hそして女川原発付近が0.12μSv/hであった。2012年9月、委員会で南相馬市に行ったとき市役所前にある放射線測定装置は0.369μSv/hを示していたので1年経ってもほとんど線量は変わっていないことになる。


 宮城県・福島県北部 市町村別放射線測定平均値 2011年9月17日~19日
出典:環境総合研究所(東京都品川区)

 以下はグーグルマップへの測定地点の連続プロット図である。


2日目の走行ルート  出典:環境総合研究所(東京都品川区)

 以下は、上記2011年9月17日~19日の測定調査で仙台に行く際、新幹線の窓際に測定器を設置し測定した空間放射線量の測定値である。測定ルートはいわゆる福島県の中通りである。


 ※横軸は距離に比例していない
出典:環境総合研究所(東京都品川区)


図  東北新幹線軌道図 


◆女川原発現地視察及び東北電力技術者との議論
(2012年10月9日)

 女川原発については、青山貞一が2012年の夏、福島県南相馬市による再生可能エネルギー推進ビジョン策定有識者会議に友人の櫻井勝延市長(当時)からの依頼で委員として出席した際、南相馬市の会議でいつも青山の隣の席に座られていた東北電力の小野双葉支所長に、ぜひ一度、女川の現地を訪問し、現場を見ながら議論したいとお願いしたところ快く対応してくれた。しかも、青山からは脱原発訴訟を行っている各地の弁護士を連れて行き、忌憚のない議論、質疑をしたいと小野所長に伝えた。小野所長は、「いいですよ」と快諾されたのである。 

 以下は2012年10月9日、青山貞一、池田こみちはじめ10名が東北電力女川原子力発電所を視察し、さらに技術者らと議論した際の報告である。

◆特集:東北電力女川原発現地視察+議論 敢行記(2012年10月9日)
・青山貞一;東北電力女川原発現地視察+議論 敢行記 ①はじめにー事前準備ー
青山貞一;東北電力女川原発現地視察+議論 敢行記 ②敷地入構とレクチャー
・青山貞一;東北電力女川原発現地視察+議論 敢行記 ③福島第一原発との違い
・青山貞一;東北電力女川原発現地視察+議論 敢行記 ④今後の取り組み
・青山貞一;東北電力女川原発現地視察+議論 敢行記 ⑤東北電力vs東京電力

 以下は女川原子力発電所の防潮堤の前で撮影した青山貞一と池田こみちである。


女川原子力発電所の防潮堤の前で撮影した青山貞一と池田こみち
従来の14.8m(沈下後、13.8m)から3m嵩上げし17.8m(沈下を考慮すると16.8m)までに嵩上げしている左、池田こみち、右、青山貞一 撮影:鷹取敦(2012年10月9日)


女川町4原発つづく