エントランスへはここをクリック   
2018年・東日本大震災
復旧実態調査(宮城県編)

釜石市3

青山貞一・池田こみち 
環境総合研究所顧問
掲載:2019年3月20日 2020年3月11日第2次公開
 独立系メディア E-wave Tokyo
断転載禁
<総合メニューへ>
釜石小白浜1  釜石小白浜2  釜石小白浜3  釜石小白浜4  釜石1
釜石2  釜石3  釜石湾口防潮堤1 釜石湾口防潮堤2  釜石湾口防潮堤3
釜石両石1 釜石両石2  釜石両石3 釜石鵜住居1 釜石鵜住居2 
釜石鵜住居3  釜石鵜住居4  釜石鵜住居5


◆釜石市3 


出典:東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に
関する専門調査会配付資料

 以下は釜石市復興まちづくり基本計画である。

◆釜石市復興まちづくり基本計画

 市では、東日本大震災からの復興に向けた取組の指針となる、釜石市復興まちづくり基本計画「スクラムかまいし復興プラン」を策定しました。

計画策定の趣旨
 釜石市復興まちづくり計画(以下「本計画」)は、東日本大震災による被災地域の早期復興と新しいまちづくりに向け、市民、事業者、民間における様々な団体及び行政が共通の認識を持って取り組むための「まちづくりのビジョン」と、これを具体化するための「施策」をまとめたものです。

計画の性格及び役割
 本計画は、今後のまちづくりの基本的な方向性を示す総合計画に準ずる役割を持つ計画として策定します。また、施策の推進にあたっては、市民、事業者及び行政それぞれが果たす役割を明確にし、協働のもとでのまちづくりを推進する際の目安とします。

計画の期間
 本計画の期間は、平成23年度から平成32年度までの10年間です。前期3年、中期6年のそれぞれに中間目標を定め、一日も早く「復興宣言」を出せるよう、計画した施策や事業を適宜前倒し、可能なものから実施します。

計画の推進
(1) 市民総参加による復興の推進
(2) 主体別の果たすべき役割にもとづく復興の推進
(3) 広範な連携による復興の推進
(4) 3つの段階を踏まえた復興の推進
(5) 持続可能な健全財政にもとづく復興の推進
(6) 国の復興支援制度を活用した復興の推進

計画の概要
 (1)目指すべき将来像

  目指すべき釜石の将来像は
「三陸の大地に光輝き希望と笑顔があふれるまち釜石」とします。  

 (2)復興まちづくりを推進する4つの基本方針と7つの基本目標

 復興まちづくりを推進する4つの基本方針と、同方針に沿った7つの基本目標のもとで、将来像の実現を目指します。

(1) 災害に強い都市構造への抜本的転換  
    基本目標1 暮らしの安全と環境を重視したまちづくり
    基本目標2 絆と支えあいを大切にするまちづくり
(2) この地で生き続けるための生活基盤の再建
    基本目標3 生活の安心が確保されたまちづくり
    基本目標4 人やもの、情報の交流拠点づくり
(3) 逆境をバネにした地域経済の再建
    基本目標5 ものづくり精神が息づくまちづくり
(4) 子どもたちの未来や希望の創造
    基本目標6 強く生き抜く子どもを育てるまちづくり
    基本目標7 歴史文化やスポーツを活かしたまちづくり

 (3)復興を具体化する主要施策の展開

 7つの基本目標を具体化し、復興を支える12の主要施策を、「12のスクラムプラン」として推進します。

 スクラム1 ★ 生命優先の減災まちづくりの推進(多重防御による津波対策の推進)
 スクラム2 ★ 住まいとコミュニティの再構築
 スクラム3 ★ 主要公共施設の再配置と土地利用
 スクラム4 ★ 創造的エネルギー対策の推進
 スクラム5 ★ 生活の安心ネットワークの構築
 スクラム6 ★ 新産業と雇用の創出
 スクラム7 ★ 三陸交通ネットワークの形成
 スクラム8 ★ 食を支える地域産業の展開
 スクラム9 ★ 商業と交流空間の機能的展開
 スクラム10 ★ 震災メモリアル伝承事業の推進
 スクラム11 ★ 新機能で地域を支える学校の整備
 スクラム12 ★ 将来の希望を創る個性的な取組の推進

震災をのりこえる地域づくりの推進
(1)被災地域再建の考え方

 被災地域の中には、歴史的に個別のコミュニティが形成されていることから地区単位にさらに区分し、地区の意向や地区がおかれている状況を踏まえ、地区ごとの復興土地利用方針に基づき、復興に取り組みます。

 1.土地利用方針3つの要点

復興土地利用方針を策定するにあたり、安全確保と生活再建の観点から、3つの要点について考え方を示します。

● 安全確保
⇒住民の避難を軸に、土地利用・避難施設・防災施設の整備などを組み合わせ、総合的に安全確保を図ります。

 ● 住まいの再建
⇒震災で住宅を失い、自力では住宅の確保が難しい方々のため、災害公営住宅を整備します。
⇒住まいを失うことがないよう、多重防災により一定の安全性を確保した住宅用地を確保します。

 ● 避難のしくみづくり
⇒確実に一人ひとりが自らの命を守れるよう、防災教育、避難訓練、被害や教訓の継承などを通じ、より一層の防災意識を啓発します。
⇒迅速な情報伝達や高齢者等の避難困難者対策など、円滑に避難できるしくみを構築します。

2.防潮堤整備の考え方

 
URによおる釜石市における復興まちづくり支援の概要

 URは昔の住宅都市整備公団、こういう時にこそ存在意義を発揮すべきだが、果たしてどうか?


出典:URの震災復興プロジェクト1


出典:URの震災復興プロジェクト1


出典:URの震災復興プロジェクト2


釜石湾口防潮堤1へ
つづく