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メアリー・スチュアートの足跡を追って
スコットランド
2200km走破

ロイヤル・マイル1


青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
2018年8月公開予定
独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁
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悲劇の女王、メアリー・スチュアートの生涯  スコットランド基礎知識
なぜ、スコットランドか  東京からエディンバラへ
リンリスゴー到着  エディンバラ予備視察
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再独立に燃える議会   スコットランド議会1  スコットランド議会2


◆ロイヤル・マイルーはじめに

 以下は前述内容と重なりますが、敢えてそのままとします。

 実質初日、宿泊先から雨のリンリスゴー城を短時間訪問後、わたくしたちはスコットランドの首都、エディンバラ市の旧市街に車で向かいました。

 エディンバラ城周辺には駐車場が少なく四苦八苦しましたが、何とかエディンバラ市役所の地下駐車場を探し、そこにレンタカーを停めることができました。

 エディンバラ市の旧市街の中心は、エディンバラ城からホーリー・ルードやスコットランド国会議事堂までの通称、ロイヤル・マイル(Royal Mile)と呼ばれる約1マイルの道の両側にあります。


 私たちはエディンバラ滞在中、このロイヤル・マイルを何度となく、行き来しました。

 ロイヤルマイルには、起点(エディンバラ城)と終点(ホーリー・ルードやスコットランド国会議事堂)の間に、さまざまな歴史的遺跡、建築物、教会があるとともに、ロイヤルマイルと交差する大小の数々の道路や路地にも、スコットランド国立博物館、大小さまざまな博物館、美術館、多くのカフェがびっしりとあり、いかにも中世の都市さながらの景観や雰囲気を味わうことができます。

 下の写真はエディンバラ城とロイヤルマイルを中心としたエディンバラの歴史的景観です。おそらくこの景観は、中世から現在までその骨格、構成は変わっていないと思えます。


Source:Wikimedia Commons


 以下はそのロイヤル・マイルの概要紹介です。

 出典は主に English Wikipedia です。

 
◆ロイヤル・マイルの概要


ロイヤルマイルはエディンバラ市の中心にあり、
世界遺産の一部となっています

 ※エディンバラ市評議会公式Web
 ※エディンバラ旧市街協議会

 ロイヤルマイル(Royal Mile)はエディンバラ市旧市街の主要な道を形成する一連の通りに与えられた名前です。この名前は、1901年、W Mギルバートのエディンバラで初めて使用され、1920年に出版されたガイドブックのタイトルとしてさらに普及しました。

 ロイヤル・マイルのコース名は、スコットランドの歴史の中でふたつの重要な場所、すなわちエディンバラ城とホリールード宮殿の間を通る、およそ1マイル続く長い道を指しています。

 以下の街路図は、エディンバラのロイヤル・マイルの全貌です。

 左側の始点にエディンバラ城があり、右側の終点にホーリールードとスコットランド議事堂があります。


ロイヤルマイルの全景  グーグルアースより作成


出典・参考:グーグルマップをもとに地形図上に筆者がロイヤルマイルの位置をマッピング

 ロイヤルマイルを構成する通りの部分は、上の地図にあるように、西から東へ、キャッスルヒル、ローンマーケット、ハイストリート、キャノゲート、修道院の各道路があります。

 ロイヤル・マイルはニュータウンのプリンセス通りに匹敵する旧市街で最も繁華街の通りです。またロイヤルマイルは、エディンバラ市の中心部にあり、世界遺産の一部となっています。
 
 ※ニュータウンのプリンセス通り
 
エディンバラの目抜き通り。由緒あるデパートを始め、ウールやキルト
 専門店、ファッション、レストランなどが密集し、洗練された活気に溢
 れています。通りの南側には建物がなく、オールドタウンやエジンバラ城
 がパノラミックに広がります。


 下の写真は旧市街のトロン・カークの前を通り、ロイヤル・マイル通りの東方向を撮影したものです。たくさんの歴史的建築物、建造物が所狭しと並んでいることがわかります。


旧市街のトロン・カークの前を通り、ローヤル・マイル通りの東方向を見たところ。
Source:Wikimedia Commons


ロイヤル・マイルの地理

 数千年前の氷床が後退したことにより、エディンバラ城が建てられている堅い岩でできた火山の火口の後ろ側に氷の残骸を堆積させ、その結果、独特の岩と尾のような形状が形成されました。

 ロイヤル・マイルは、岩の東側(城の岩)を走って、穏やかにホーリー・ルード宮殿に向かう尾根にあります。

 主要な幹線道路から数多くの高地(または建物の建物)の間を行き来する急峻な路地があります。このルートは、宮殿の海抜42メートルの標高から、城の標高109メートルまで平均4.1%の勾配で走っています。


◆キャッスル・エスプラネードとキャッスルヒル



キャッスルヒル
Source:Wikimedia Commons

  キャッスルヒルは、ディンバラ城近くのローヤルマイルの一部です。旧ヴィクトリア朝教会の建物はハブと呼ばれ、エディンバラ国際フェスティバルの案内所(インフォメーション・サービス)となっています。

 右側には、スコッチ・ウィスキー体験施設があり、左側にはカメラ・オブスキュラ・タワーと店が並んでいます。

 ※:カメラ・オブスキュラ・タワー( Tower & Camera Obscura)
   カメラ・オブスキュラ・タワーは、エディンバラを代表する人気の観光
   スポット。もともと商業施設として1856年に建てられた展望台「アウト
   ルック・タワー」に「カメラ・オブスキュラ」を備えたアトラクションです。

   カメラ・オブスキュラ・タワーは、ホリールードハウス宮殿まで続くロイ
   マイルの歴史的な石造りの建物が並ぶエディンバラの代表的な観光
   スポット「ロイヤル・マイル沿いにあり、エジンバラ城に近いスコッチウイ
   スキー博物館(The Scotch Whisky Experience)の反対側にあります。

 ※スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス (The Scotch Whisky Experience)
   スコッチ・ウイスキーに関する博物館。電動カートに乗りながら、ウイス
   キーの歴史や蒸留の工程などを楽しく学ぶことができます。テイスティ
   ングも楽しみの1つ。併設されているショップでは270種類以上のウイス
   キーを取扱っている。館内レストランでスコットランド料理も味わえます。


ハブ(The Hub)の位置
Source:Wikimedia Commons

 エスプラネードは、1753年にロイヤル・エクスチェンジの建物(現在はシティ・チェンバース)の建物を利用してパレード・グラウンドとして設計されました。 それは1816年に公式化され、装飾された手すりと壁が広げられています。

 いくつかのモニュメントを持つエスプラネード(Esplanade)は、「スコットランドの歴史」に登場します。それは特別に設計された一時的なイベント会場が建てられるエディンバラ・ミリタリー・タトゥーの会場となっています。

 ※エスプラネード
  エジンバラ城前の広場です。

  エスプラネーについてはエディンバラ城も参照下さい。


エディンバラ・ミリタリー・タトゥーの会場
出典:グーグルアース3D展開

 キャッスル・エスプラネードから、キャッスルヒルと名付けられた短い区間は、以前トールブース・ハイランド・セント・ジョンズ教会が管理していました。現在、それらはエディンバラ国際フェスティバル・ソサエティの本部 - ハブ(The Hub)、 Outlook TowerとCamera Obscuraの北側にあります。


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