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   厳寒のロシア2大都市短訪
 

青銅の騎士像

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年5月30日
独立系メディア E-wave Tokyo
 
無断転載禁
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 ・像
  青銅の騎士像   プーシキン像


サンクトペテルブルグ(Saint Petersburg)
  サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群

  
 
 サンクトペテルブルグ市中心の数あるロシア正教会の寺院で重要かつ著名なものと言えば、聖イサク大聖堂だと思います。

 その聖イサク大聖堂のネヴァ川沿いに建つのが、この「青銅の騎士像」です。下の地図では、聖イサク大聖堂のすぐ上側(北側)100mのところに「青銅の騎士像」があります。


現在のサンクトペテルブルグ中心部
出典:ワールド航空サ-ビス

◆青銅の騎士像

 青銅の騎士(Медный всадник)は、ロシアのサンクトペテルブルクにあるピョートル大帝の騎馬像です。青銅像は、サンクトペテルブルグを創建したピョートル大帝の偉業を称えたプーシキン作の叙事詩『青銅の騎士』が有名になったため、この名で呼ばれるようになりました。

 以下はプーシキンの叙事詩の一部です。

   私はおまえが好きだ、ピョートルの建築物よ、
  おまえの厳格な、均整の取れた景色が好きだ、
  ネヴァ川のゆるやかな流れが、
  町の大理石を洗う…

 出典:アレクサンドル・プーシキンによる詩『青銅の騎士』の一部

   ※ プーシキンについては、18世紀のロシア文学の黄金時代、プーシキンなども
     併せてご覧ください。

 青銅の騎はサンクトペテルブルクのネヴァ川左岸にある元老院広場に立つロシア皇帝ピョートル1世(大帝)の騎馬像です。この元老院広場は、ソビエト時代、デカブリスト広場と呼ばれましたが、2008年にもともとの「正当なる名称」に戻されました。

 下はその「青銅の騎士像」です。

 私達が視察したときは、マイナス17℃で雪が降っていました。


雪の中の青銅の騎士像
撮影:青山貞一 Nikon Coolpiex S9900 2017-2

  以下は グーグルマップによる青銅の騎士像、元老院ビル、元老院広場の
  パノラマビューです。マウスなどでクリックしながら動かしてご覧ください。

 ※ グーグルマップによる青銅の騎士・元老院などの360度パノラマビュー


青銅の騎士像 歴史

 騎馬像の建設はエカチェリーナ2世の命により1770年に開始され、おもにフランスの彫刻家エティエンヌ・モーリス・ファルコネ (Etienne Maurice Falconet) によって作られ、1782年に完成しました。

 台座の右側にラテン語で PETRO primo CATHARINA secunda MDCCLXXXII ” 左側にロシア語で“ ПЕТРУ перьвому ЕКАТЕРИНА вторая лта 1782 ”と彫ってあります。ともに“ ピョートル1世へ、エカチェリーナ2世、1782年 ”という意味です。

 完成祝いの式典は、1785年に盛大に行われています。

レニングラード包囲戦

 「青銅の騎士」が無事である限りは、サンクトペテルブルクは安泰であるという言い伝えがあります。第二次世界大戦中の3年弱、900日に及んだいわゆるレニングラード包囲戦(1941年 - 1944年)では、この像は台座ごと木枠と砂袋がかけられていました。レニングラードはサンクトペテルブルクのこの時代の地名です。

 この言い伝え通り「青銅の騎士」は無事で、レニングラード(当時のサンクトペテルブルクの名前)もドイツ軍の占領は免れました。

 下はカモフラージュされた青銅の騎士像です。


カモフラージュされた青銅の騎士
Source:Wikimedlia Commons


  下は2017年2月の青銅の騎士像を背景にした青山貞一です。


雪の中の青銅の騎士像を背景にした青山貞一
撮影:池田こみち Nikon Coolpiex S9900 2017-2

 下は青銅の騎士像を背景にした池田こみちです。


雪の中の青銅の騎士像を背景にした池田こみち
撮影:青山貞一 Nikon Coolpiex S9900 2017-2

 
雪の中の聖イサク大聖堂を背景にした池田こみち
撮影:青山貞一 Nikon Coolpiex S9900 2017-2

 下はWikimedlia Commons にある晴天の日の青空の日の青銅の騎士像です。ほぼ同じ位置で撮影されています。


サンクトペテルブルグの中心部にある青銅の騎士
出典:Wikimedlia Commons
Godot13 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる


台座

 通常の騎馬像と違い、本体だけでなく台座も特徴的な形をした芸術品と言われています。

 台座に使われたのは「雷の石」と呼ばれた巨大な花崗岩で、フィンランド湾から6キロメートル内陸に入った地点で発見され、2年もの年月をかけ大変な苦労をしてこの場所へ移してからカットされました。台座の重量は16000トンあると言われています。

 馬の後ろ足が踏みつけている蛇は、ピョートル大帝が北方戦争で打ち負かしたスウェーデンを表しているとのことです。


サンクトペテルブルグの中心部にある青銅の騎士
台座の文字
撮影:池田こみち Nikon Coolpiex S9900 2017-2
 
 
  なお、以下、聖イサク青銅を向いたニコライ一世の像です。


雪の中のニコライ一世像、背後にあるのは聖イサク大聖堂
撮影:青山貞一 Nikon Coolpiex S9900 2017-2


つづく