エントランスへはここをクリック         総目次に戻る

厳寒のロシア2大都市短訪
 

ロシアの作曲家

ムソルグスキー2

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年5月30日
独立系メディア E-wave Tokyo
 
無断転載禁
ロシア短訪・総目次に戻る

  ロシアの作曲家、チャイコフスキー1    ロシアの作曲家、チャイコフスキー2
  ロシアの作曲家、ボロディンー1   ロシアの作曲家、ボロティン-2
  ロシアの作曲家、リムスキーコルサコフ-1 
  ロシアの作曲家、リムスキーコルサコフ-2 
  ロシアの作曲家、ムソルグスキー1   ロシアの作曲家、ムソルグスキー2


ロシアの音楽家

◆ムソルグスキー2 展覧会の絵   出典:Wikipedia


作曲家モデスト・ムソルグスキー
Source:Wikimedia Commons
スキャナで取り込み, パブリック・ドメイン, リンクによる


 組曲『展覧会の絵』(Pictures at an Exhibition)は、1874年にロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーによって作曲されたピアノ組曲です。後世にモーリス・ラヴェルをはじめとした管弦楽への編曲版によっても知られています。

作品の概要
成立


 『展覧会の絵』はムソルグスキーが、友人であったヴィクトル・ハルトマン(ガルトマンとも)の遺作展を歩きながら、そこで見た10枚の絵の印象を音楽に仕立てたものです。

 ロシアにとどまらずフランス、ローマ、ポーランドなどさまざまな国の風物が描かれています。また、これらの10枚の絵がただ無秩序に並ぶのではなく、「プロムナード」という短い前奏曲あるいは間奏曲[2]が5回繰り返して挿入されるのが特徴的で、この「プロムナード」は展覧会の巡回者、すなわちムソルグスキー自身の歩く姿を表現しています。「プロムナード」、「古城」、「卵の殻をつけた雛のバレエ」、「ビドロ」、「鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー」、「キエフの大門」など覚えやすいメロディーと緩急自在の構成(ユーモラスな曲、優雅な曲、おどろおどろしい曲、重々しい曲など)から、ムソルグスキーの作品の中でももっとも知られた作品の一つです。

編曲

 古今東西の多くの音楽家により、さまざまな編曲がなされているのも特徴です。

 ラヴェルによる管弦楽への編曲
 エマーソン・レイク・アンド・パーマー (ELP) によるロック版
 冨田勲のシンセサイザー版
 山下和仁のギター・ソロ版
などが有名です。

 また、この音楽を主題にした次のような作品なども知られている。

 カンディンスキーの舞台芸術
 手塚治虫の実験アニメーション(音楽は冨田勲編曲による。ただし、シンセサイザー版とは別)
 エマーソン・レイク・アンド・パーマーのアルバムタイトル

組曲の構成

 絵の印象を描いた10曲と、「プロムナード」[2]5曲(自筆譜では第2プロムナード、第3プロムナード、第4プロムナードは調号を用いずに臨時記号で書かれている[3])、「死せる言葉による死者への呼びかけ」の16曲からなる。ただし、ラヴェル版は第6曲と第7曲の間の第5プロムナードが削除された[4]15曲で、これにならった版も多い[疑問点 ? ノート]。「死せる言葉による死者への呼びかけ」は「プロムナード」の変奏であり、6番目の「プロムナード」と位置づけることもできます。

 なお、ムソルグスキーは各プロムナードと直後の曲、「リモージュの市場」から「死せる言葉による死者への呼びかけ」、「バーバ・ヤガー」と「キエフの大門」をアタッカで繋ぐ指示をしています]。


M.ムソルグスキー / 組曲「展覧会の絵」
出典:洗足学園音楽大学

カザン市へつづく