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   厳寒の2大ロシア都市短訪

ロマノフ家の人々

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2017年5月30日
独立系メディア E-wave Tokyo

無断転載禁
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<ロマノフ朝>
  ロマノフ王朝        ロマノフ家            ロマノフ家の人々  
  ロマノフ帝国        エカテリーナ1世        エカテリーナ2世 


サンクトペテルブルグ(Saint Petersburg)

 
サンクトペテルブルグ市紋章 ロシア帝国の大紋章(1882 ~1917年)

◆ロマノフ家の人々

ロマノフ家の人々


上の写真の説明  
出典:Wikimedeia Commons
De Jongh Frères, Neuilly-sur-Seine - はがき http://www.bonhams.com/auctions/18991/lot/156/ (direct link). Source for date as 1887 - http://forum-samojedhunden.18048.n3.nabble.com/file/n103532/Tsaren%2Bo%2Bsamojed.jpg, パブリック・ドメイン, リンクによる


 1892年、夏、サンクトペテルブルクのクラスノエ・セロでの軍事演習に集まったロマノフ家の人々。前列の座っている人物、画面向かって左から クセニア大公妃(白い服に白い帽子の女性)、メクレンブルク・シュヴェーリン公女ウラジーミル大公妃マリア(黒い服の日傘を持った女性)、その右隣エレナ大公妃, さらにその右隣ザクセン・アレテンブルク公女コンスタンティン大公妃アレクサンドラ、アレクサンドル3世の皇后マリア(白い服の女性)、皇帝アレクサンドル3世、ミハイル大公 、 パーヴェル大公。(すぐ後ろの列、画面向って左から) メクレンブルク公カール・ミヒャエル とメクレンブルク・シュトレリッツ公ゲオルク (パーヴェル1世の曾孫), コンスタンティン大公とその姉ギリシャ王妃オルガ(黒い服の女性)、その右隣はニコライ皇太子(のちのニコライ2世)、 ウラジーミル大公、ドミートリー大公 (白い帽子の人物)、オルデンブルク公子ペーター (パーヴェル1世の玄孫)および第6代ロイキテンベルク公ゲオルギー (ニコライ1世の曾孫)。最後列の3人の男性は左から セルゲイ大公、ニコライ大公、 オルデンブルク公アレキサンダー (ドミートリー大公の肩を見ている人物。ペーター公の父、パーヴェル1世の曾孫)。 最前列で地べたに座っている4人の少年はアレクセイ大公 (黒の海軍服の人物)、そのとなりの白の海軍服の人物は左からミハイル大公とアンドレイ大公と ボリス大公。

 以下は、カラー写真で見るロマノフ家(出典:ロシアNOW)です。ここではもともとモノクロ写真だったものをロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) によりアーカイブ写真に色づけしたカラー写真でご覧いただきます。

◆ニコライ2世とその家族

 ロマノフ王朝でロシア最後の皇帝となったニコライ2世とその家族: 妻のアレクサンドラ皇后、娘のマリア皇女、オリガ皇女、タチアナ皇女とアナスタシア皇女、そして息子のアレクセイ皇太子です。それらのすべて一緒に彼らの使用人、専属医のエフゲニー・ボトキン、メイドのアンナ・デミドヴァ、従僕のアロイス・トルップ、料理人のイヴァン・ハリトーノフは、1918年7月16?17日の未明にエカテリンブルクでボリシェヴィキ兵によって殺害されました。


出典:ロシアNOW カラー写真で見るロマノフ家・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)


出典:ロシアNOW カラー写真で見るロマノフ家・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)


◆アレクサンドラ・フョードロヴナ皇后と娘たち


出典:カラー写真で見るロマノフ家(出典:ロシアNOW)・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)



出典:ロシアNOW カラー写真で見るロマノフ家・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)


◆オリガ大公妃とタチアナ大公妃。クリミアのリヴァディア宮殿で
 19世紀から20世紀のロシアの黒海艦隊は、クリミアのセヴァストポリを拠点としていました。ロシアのツァーリは、艦隊を査閲し、公式の会議や軍の祝賀行事に出席するためにセヴァストポリを訪問することがよくありました。ロマノフ家ではニコライ2世と皇后、その子どもたちが最も頻繁にクリミアを訪問しました。


出典:カラー写真で見るロマノフ家(出典:ロシアNOW)・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)


出典:ロシアNOW カラー写真で見るロマノフ家・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)


◆クセニア・アレクサンドロヴナ大公女

 ニコライ2世とその一家は、アレクサンドロフスキー宮殿 (ツァールスコエ・セロー、別名ペテルゴフ) で大半の時間を費やしました。夏には、クリミアにある離宮のリヴァディア宮殿で休暇を過ごしました。ツァーリは毎年、ヨットの「スタンダード」号でも休暇を過ごし、毎回2週間をかけてフィンランド湾とバルト海沿いの航海を楽しんでいました。

 この写真は壮大な仮装舞踏会で撮影されたもので、それは1903年2月末にサンクトペテルブルクの冬宮殿 (今日のエルミタージュ美術館) で開催されました。これが帝政ロシアで最後の大舞踏会となりました。


出典:カラー写真で見るロマノフ家(出典:ロシアNOW)・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)



出典:ロシアNOW カラー写真で見るロマノフ家・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)


◆よくヨーロッパで最も美しい王女と称されたエリザヴェータ大公妃、1914年

  エリーザベト (ヘッセン=ダルムシュタット方伯領およびラインフェルス方伯領のエリーザベト) はドイツの王女として生まれ、結婚後はアレクサンドラ・フョードロヴナを名乗り、ロマノフ家の大公妃になりました。

 彼女は人生を通して苦しむ人を助けました。ロシア革命時に殉教した結果、エリーザベトは聖人 (新致命者) として列聖されました。今日、ロンドンのウェストミンスター寺院のファサードには、20世紀の殉教者の一人として彼女の彫像が含まれています。


出典:カラー写真で見るロマノフ家(出典:ロシアNOW)・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)



出典:ロシアNOW カラー写真で見るロマノフ家・ロシア人アーティストのオリガ・シルニナ (通称「Klimbim」) は、ロマノフ家のアーカイブ写真に色づけしています。
出典:Russia Beyond(旧ロシアNOW)



つづく