2001.7.9

米国ミネソタ州での松葉採取(速報)

環境総合研究所 青山貞一、池田こみち

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 2001.6.29〜7.6まで米国ミネソタ州に海外調査に環境総合研究所所長青山貞一、副所長池田こみち等で出張した折、松葉の採取を行いました。採取地は、ミネソタ州の州都であるミネアポリス・セントポール(ツイン・シティ)から南におよそ80kmほど離れたNorthfieldという学園都市です。

 写真は、松葉採集中もの及びミネソタの農村風景です。

 ミネソタの植物を解説した資料によれば、常緑針葉樹にはいくつかの種類があります。
 松については、次のような分類になっています。

1)イースタン・ホワイト・パイン

葉は5本が一束になっていて、アカマツ以上にしなやかで細い葉です。
まつぼっくりは細長く10cm以上にも伸びます。

2)レッド・パイン(アカマツ)

葉は2本が一束で、ほぼ日本の赤松と同じく、幹が赤いのが特徴です。
葉のしなやかさは、1)のホワイト・パインほどではありませんが、
比較的やわらかです。まつぼっくりはおなじみの形です。

 そのほかの針葉樹としては、

 カラマツ(Eastern Larch)とエゾマツ あるいは トウヒ(Spruce)があります。

 今回採取したのは、松ですが、どうも、2)のアカマツよりはずっと葉の硬いもので資料には明記されていませんでした。公園なので、景観的に植樹されたものと思われます。比較的幹は黒っぽく、日本のクロマツに似た感じでした。(写真をご覧下さい)

 これを既にカナダに送っていますので、現時点でのアメリカの未汚染地域の松がどの程度のダイオキシン濃度となるか、大変楽しみです。






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