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身延山久遠寺 西谷御廟1
Keishiin of Mt.Shichimensan

青山貞一・池田こみち (環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年12月1日
 

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13

身延山総合目次  2022年5月分は最下段(本遠寺1~日朝堂までです)!
久遠寺  伽藍1  伽藍2  伽藍3  伽藍4  伽藍5  宝物館1  宝物館2
奥之院 塔頭  宿坊  西谷御廟1  西谷御廟2  西谷御廟3  西谷御廟4
お万の方像1   お万の方像2   お万の方像3   七面山・敬慎院
本遠寺1 本遠寺2 養珠院廟所 日遠廟所 日朝堂・廟所 日朝堂・本門寺


 2021年9月13日、私達は第2回目の身延山久遠寺への視察を行いました。前回、時間の関係で見過ごした見過ごした久遠寺の西谷地区、久遠寺境内の西部分、七面山麓にあるお万の方の立像などを視察するのが目的です。

 当日は、東京から北軽井沢経由ではなく、中央高速で山梨県にある身延町に直行し、宿坊で一泊し、翌日、北軽井沢にある研究所の保養所に行き、落雷などで壊れた給湯設備の修繕を御代田町にある給湯設備関連会社と北軽別荘で行います。

 まず、以下の案内図は、久遠寺公式Webによる西谷の案内です。見方は下から上が順路となっています。西谷は森林の中にある巨大な霊廟です。


久遠寺の西谷霊廟案内図
出典:久遠寺
https://www.kuonji.jp/gobyosho/


 私達は以下の樋之沢川の橋近くの駐車場に車を置き、歩いて西谷の参道を御廟に向かいました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13

 以下は樋之沢橋です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13

 以下の案内は、身延山久遠寺 御廟法務所によるものをベースに解説しています。

潜橋 <参拝順1>

 参道の入口の樋の沢川に架けられた橋です。

 その昔、この辺りは鬱そうとした杉木立に覆われて、橋下には竜が潜むようなおもむきがあったので、この名がつけられたといいます。

 参拝はこの橋を渡ることから始まります。

 なお、この橋以内は祖廟聖域です。域内は喫煙や犬を引いての歩行はご遠慮いただいております。ご協力をお願いします。


 樋之沢橋を渡ると西谷の御廟、御草庵跡に通ずる参道があります。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13

  以下は南之坊(身延山研修道場)。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13

 以下は南之坊(身延山研修道場)です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13



撮影:池田こみち iphone 2021-9-13


参道 <参拝順2>

 竜潜橋からまっすぐ伸びる道が祖廟参拝の正参道です。正式な参拝はこの道でおこないます。

 参道をさらに進むと道の両側にある以下の写真の狛犬が鎮座しています。この狛犬は、日蓮聖人の七百年遠忌記念として奉納されたものです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13



撮影:池田こみち iphone 2021-9-13


 さらに進み左側に曲がると右手に常唱殿が見えてきます。

 以下が③の常唱殿(受付)です。


常唱殿
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13




常唱殿
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13


身延山久遠寺 常唱殿

宗教建築 / 昭和以降 / 中部/山梨県
昭和中/1958
木造平屋建、檜皮葺、建築面積341㎡ 1棟
山梨県南巨摩郡身延町身延3630
登録年月日:20180510
宗教法人身延山久遠寺
登録有形文化財(建造物)

 常唱殿は西谷の入口に南面して建っています。入母屋造檜皮葺で、正面に向唐破風の式台玄関を設け、北西に上段の間を接続しますす。四五畳の広間は祖廟塔に正対する西面を全面ガラス窓とし、折上格天井を張る。復古調の蟇股や舟肘木を用いるなど洗練された意匠の瀟洒た和風建築です。

常唱殿 <参拝順3>

 正面を透かしガラス張りにした殿堂で、祖廟塔に正対しています。あくまでも祖廟を拝礼するための建物です。

 はじめ常経殿をなのりましたが、一時、常唱殿を称したこともありましたので、向後の混乱を避けて、平成12年5月1日より正式に常唱殿をなのっています。常に参拝者の祖廟拝礼の唱題が盛んにおこなわれるよう、願ってのことであります。

御廟法務所 <参拝順3>

 祖廟ならびに御草庵跡および歴代墓所など、域内全域の格護・守衛と関係法務万般をおこなうところで、事務所を常唱殿に置いています。

 一時、その呼称において祖廟法務所との混同がありましたので、平成12年5月1日より正式に御廟法務所の呼び名を用いています。

 祖廟参拝に関する受付、祖廟尊前への献香献花の受付なども、みなここでおこなっています。


常唱殿
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13


 以下は常唱殿の内部。僧侶が読経をしていた。僧侶が向いている方向の壁はガラス張りとなって祖廟に向き合っています。


常唱殿
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13


 以下も常唱殿の内部。


常唱殿
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2021-9-13



西谷御廟2へつづく