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身延山久遠寺 伽藍1
Kuon Temple in Mt.Minobu

青山貞一・池田こみち (環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年9月30日
 

身延山久遠山三門
Source:Googl Street View 2014

身延山総合目次
久遠寺  伽藍1  伽藍2  伽藍3  伽藍4  伽藍5  宝物館1  宝物館2
奥之院 塔頭  宿坊  西谷御廟1  西谷御廟2  西谷御廟3  西谷御廟4
お万の方像1  お万の方像2  お万の方像3  七面山・敬慎院  本遠寺


伽藍1

 雄大な自然の中に歴史と文化が息づく身延山総門内約300万坪には数えきれないほどの魅力がちりばめられています。

 また本堂地階の身延山宝物館では、国宝・重要文化財・指定文化財を数多く所蔵する身延文庫の収蔵品を、随時、適宜に展示しています。

◆現在の伽藍


身延山久遠寺
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900
 


 前述のとおり伽藍は明治8年の大火で焼失し、現在立ち並ぶ堂宇は再建されたものが多いと言えます。


現在の伽藍配置図 出典:久遠寺


 以下に久遠寺の伽藍を紹介します。


・総門(そうもん)

 久遠寺の最初の入り口(開会関)ここから聖域に入ります。この総門は28世日奠上人建立。36世日潮上人の書による「開会関」の扁額は全ての人々が法華経のもとに救われる関門という意味です。





久遠寺の総門
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900


山梨県
明治/1894
木造平屋建、瓦葺、建築面積109㎡ 1棟
山梨県南巨摩郡身延町身延4007
登録年月日:20200817

久遠寺
登録有形文化財(建造物)
総門内側の参道に西面して建つ。木造平屋建、入母屋造桟瓦葺で正面に下屋を設ける。素木造の簡素な外観で、入口回りの土間を吹放し、内部は二列に並べた和室を基本とする。往時には広大な境内入口で参詣者を接待した施設で、日蓮宗寺院の茶所としても希少。

出典:文化遺産オンライン


久遠寺側からみた総門
Source:Googl Street View 2021




久遠寺側からみた総門
Source:Googl Street View 2021


・三門(さんもん)


 「空」「無相」「無願」の三解脱をあらわす三門には、79世日慈上人の筆による「身延山」の扁額がかかっています。

 この総門は間口5間、奥行2間、高さ7丈。日本三大門のひとつに数えられることもあります。二王門ともいわれ金剛力士を祀り、上層には十六羅漢を祀ります。三門を入り右側には本多日生上人像、その横に宮沢賢治の句碑があります。

 左側には永田紀美(大映社長永田雅一の母)の銅像があり、その後ろに聖徳太子を祀る太子堂があります。
三門より菩提梯までの間に日朝上人お手植えの杉並木があります。仁王像(身延町指定文化財)は伝運慶若しくは定朝作で鎌倉期の名作です。





三門
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900


山梨県 
明治/1907
木造2階建、瓦葺、建築面積295㎡ 1基
山梨県南巨摩郡身延町身延3567
登録年月日:20180510

宗教法人身延山久遠寺
登録有形文化財(建造物)
本坊域への参道口に南面して建つ。本瓦形銅板葺、五間三戸の二階二重門。下層は木鼻付三手先詰組、二軒繁垂木、上層は尾垂木付三手先詰組、二軒扇垂木で、左右の山廊は正面には花頭窓を設ける。規模雄大かつ精緻なつくりで、近代における禅宗様二重門の好例。

出典:文化遺産オンライン


2014年の三門
Source:Googl Street View 2014



2014年の三門
Source:Googl Street View 2014



2016年の久遠寺境内から見た三門
Source:Googl Street View 2016




三門から菩提亭を見る
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900


・甘露門 (かんろもん)


 2間1間半。明治初年に建立。元・元老院議官であった中村正直の筆。甘露の語源は、「法華経観世音菩薩普門品第二十五」の中の「*ジュ甘露法雨」からきています。観世音菩薩は、私たちを救うため、甘露の雨を降らすという意味です。
 *ジュ・・・樹の木へんをシ(さんずいへん)に置き換えた文字


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 甘露門は、二十八世日奠上人代に建立されたものを明治元年(1868)に再建されました。法華経に「能く甘露の門を開いて広く一切を度す」とも「大慈悲を以って広く甘露の門を開く」などとあり、この門を入って法華経の法益を得せしむるの意味で門に名づけたものです。扁額は元老院議菅中村正直博士の筆です。

出典:Bodhisvaha

 甘露門は、法喜堂の南にあります。この門は、女坂に続き、菩提梯を使わずに山門近くに下りることができます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

山梨県
明治/1868
甘露門 木造、瓦葺、間口4.5m、左右袖塀及び東方潜り付 門番所 木造、瓦葺、建築面積12㎡ 1棟

山梨県南巨摩郡身延町身延4252
登録年月日:20180510
宗教法人身延山久遠寺

登録有形文化財(建造物)
本坊域南面に建つ。甘露門は切妻造本瓦葺の高麗門で、左右に袖塀と潜りを付す。本柱上の大斗実肘木で直接棟木を受け、貫や腕木の先端を木鼻風につくる。門番所は入母屋造本瓦葺、門背面東側に接続する。規模も雄大で風格ある表構えをかたちづくる。

出典:文化遺産オンライン


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


伽藍2へつづく