エントランスへはここをクリック!    

セラフィールド再処理施設から
漏れる放射能汚染(5)


〜環境汚染の実態〜

青山貞一

掲載日:2005.5.14

1)河野太郎議員の問題提起
2)その位置と施設の概要
3)プルトニウム30kgを紛失
4)莫大な放射性物質の漏洩
5)環境汚染の実態
6)今回のコラム執筆で分かったこと


 このように英国のセラフィールドにある核廃棄物の再処理施設では、実は10年以上も前から施設周辺及び周辺海域への放射能汚染が問題となっていた。

 以下は、国際的環境保護団体「グリーンピース」による英国及びフランスにある核廃棄物再処理施設から海域に排出される放射性廃棄物の拡散状況をコンピュータグラフィックスで示したものである。

●英仏の核廃棄物再処理施設から海域に
 拡散する放射性廃棄物のシミュレーション。
  
出典:greenpeace.org

 以下は、それらを伝える調査報告書及び英国系マスコミの記事である。

 以下は時系列的にそれらの記事、報告等を示している。残念ながらこれらについても日本のマスコミはほとんど報道していない!
セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態
  出典:アイルランド放射線防護研究所 報告書・データ 1982〜2001

セラフィールドにおける放射線リスク、新たな健康調査により確認される
 出典:CORE プレスリリース(2002年6月19日) 
    
(COREはイギリス・セラフィールド周辺の住民でつくられる環境団体)

セラフィールドの将来に対する二重の脅威──Double threat ...
 
出典:ジェフリー・リーン、ジェイソン・ニセ
 
    2003年3月2日 インディペンデント紙

●セラフィールドの「汚れた」貯蔵プールがもたらしている恐れ
  出典:環境論説委員 ロブ・エドワーズ
      
サンデー・ヘラルド 2003年7月13日

 

●原子力ストライキはセラフィールドを閉鎖するかもしれない
  
労働者達は長期に渡る賃金闘争で、30年間で初めてのストライキを投票に付す
  出典:2003年10月26日 オブザーバー Oliver Morgan産業記者

 

●国検査院報告、セラフィールドMOX工場閉鎖も選択肢
  出典:英ガーディアン 2004.10.18、農業情報研究所
    
 (Sellafield's £600m nuclear fuel factory faces
      closure before opening,The Guardian,10.18)


●英仏関連核廃棄物再処理Web
  出典:美浜の会

つづく  

1)河野太郎議員の問題提起
2)その位置と施設の概要
3)プルトニウム30kgを紛失
4)莫大な放射性物質の漏洩
5)環境汚染の実態
6)今回のコラム執筆で分かったこと