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銃撃戦は戦闘行為ではない!?

青山貞一

掲載日:2004.5.17

 5月17日、共同通信が以下のニュースを流しました。いやはやびっくり仰天です。

 「銃撃戦は戦闘行為ではない」?

 このような言葉の遊びをしている政府はどこにもないでしょう。

 もし自衛隊に死傷者が出ても、「これは戦闘行為で死傷したのではない」とでも言い張るのでしょうか。

 こんなふざけた政府の命令で、戦闘地域に派遣されたのでは、いくら志願した自衛隊とはいえ、可哀想です。オランダ軍も怒り出すのではないかな?

 もともとの「戦闘」の定義が誤っていたのであり、もしサドル派民兵が「国家に準ずる」組織と認めるのであれば、この戦闘はまさしく戦闘であり、自衛隊撤退の要件を満たすことになります。
                                  
『銃撃戦は戦闘行為ではない』 共同通信 2004.5.17

 防衛庁の守屋武昌事務次官は17日午後の記者会見で、陸上自衛隊が活動しているイラク南部サマワの治安について、「オランダ軍と現地の治安を乱す勢力との衝突は、イラク特措法上の戦闘行為に当たるとは判断していない」と述べ、サマワでの銃撃戦は自衛隊撤退に結び付かないとの判断を示した。