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W杯敗退でNHK真っ青
〜あまりに高くついた
放送権料400億円権維持〜


日刊ゲンダイ

掲載:2006年6月23日


─ Dailymail Businessより ────────
■ W杯敗退でNHK真っ青
■ あまりに高くついた放送権料400億円
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 日本にとってのワールドカップが終わった。国民の関心も一気に冷えるだろうが、真っ青なのがNHKをはじめとするテレビ局。何百億円もの放送権料を払っただけに、出るのはタメ息ばかりである。

 日本の予選敗退によって、あす以降もW杯のテレビ中継を見続けるのは限られたファンだけになった。初戦のオーストラリア戦49%、続くクロアチア戦52%の高視聴率を稼いだテレビの“W杯特需”も終わりだ。ある民放関係者が嘆く。

 「日本が決勝トーナメントに進むかどうかで大違いですよ。とくにTBSは、26日か27日にベスト8をかけた決勝トーナメントの日本戦を放映する権利を持っていた。それがフイになったのだから、天国から地獄です。

 予選リーグの日本戦を中継できたNHKとテレビ朝日はまだ救われたけど、それ以外のテレビ局はババを引かされたようなものです」
 
 だが、だれもサッカーを見なくなれば、早朝まで全試合を流しているNHKだって深刻も深刻だ。なにしろ一説によれば、放送権料500億円(06年と10年大会合わせて)のうち8割の400億円も負担しているのだ。

 ジーコジャパンが決勝トーナメントに進み、盛り上がれば、衛星放送加入者も増えて、それなりのNHKへの見返りもあっただろうが、これではドブに札束である。NHK職員だった立花孝志氏が言う。