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5年間のやりたい放題の
尻ぬぐいは至難

日刊ゲンダイ

掲載:2006年6月29日

─ Dailymail Businessより ───────
■ 遅きに失したがようやく正論も出てきた
■ 乱気の殿様5年間のやりたい放題の尻ぬぐいは至難
■ どうせマトモには答える気も頭もないデタラメ首相に
■ 回答を求めてもムリだが、案の定、アメリカに逃げた
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野党党首が小泉デタラメ首相に突きつけたこれだけの問題を正気で論議してもらいたい

(1)福井総裁は直ちに辞任すべき
(2)米国産牛肉の輸入再々開反対
(3)イラクの航空自衛隊を含めた即時撤退
(4)米軍再編費用3兆円の経費負担すべきでない
(5)内閣は国会軽視を改めるべきと要求
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 「いやー、すごいね。うん、これはすごい。ビューティフル、ビューティフル」――訪米した小泉首相がカナダでナイアガラの滝を見て、大ハシャギだ。

 たいした用事もなく、観光地巡りだけが目的のアメリカ旅行だが、今回の訪米には隠されていることがもう一つある。面倒な国政から都合よく逃げたとみるのが正解だ。

 新聞やテレビの扱いが小さいから知らない国民がほとんどだが、先週24日、野党4党が5つの緊急アピールをまとめ、小泉首相に回答を迫っていた。

 その5項目とは――。  

(1)福井日銀総裁は、日銀に対する内外の信頼を回復するため、その職責を自覚し、直ちに辞任すべきである。

(2)米国産牛肉の輸入再々開は、国民の食の安全確保の見地から、現状においては取りやめるべきである。

(3)イラクに派遣している自衛隊は、米軍への軍事支援のための航空自衛隊の任務拡大を取りやめるとともに、そのすべての部隊を直ちに撤退させるべきである。

(4)政府は、米軍再編にかかわる3兆円にも上る経費を負担すべきでない。

(5)国権の最高機関の権威を守るため、内閣は国会の軽視を改めるべきである。

▼ プレスリーより大事な5項目 ▼

 遅きに失した感はあるが、どれも見過ごせない重大問題だ。ナイアガラの滝やプレスリーの家を見てハシャぐ暇があるのなら、小泉首相は国会で徹夜してでもとことん議論するのが先決だ。

「野党党首は、今週26日の午前9時から、党首会談を開催するよう要求もしました。
しかし、小泉首相からの返答は、訪米準備で忙しくて時間がとれない、というツレないものでした」(国会関係者) 今夜のブッシュとの会談で、牛肉問題や米軍負担問題を丁々発止と激しくやり合うというなら、それも許される。だが、アメリカ旅行の目的はあくまでブッシュとメシを食ったり、エルビス・プレスリーの生家を見物すること。「準備に忙しい」とはフザケた話ではないか。

 「小泉首相にとって、今度の訪米は“卒業旅行”。面倒なことは考えたくないし、思いっきり楽しもうということ。野党が要求していることは耳にも入らないし、入れたくもないのでしょう」(政治評論家・山口朝雄氏) 

 カナダ到着後の記者懇談会で、小泉首相は「靖国に何回行こうが問題にならない」「総裁選の争点にならない」と言いたい放題だった。ハシャいでみせたり、挑発的な靖国発言を繰り返すのは、野党の追及をシカトし、話題にさせたくないからだろう。

▼ “ドミノ倒し”恐れて福井総裁擁護する疑惑内閣 ▼

 だが、デタラメ首相がどれだけスットボケようと、この5大問題、きっちりと精査して尻拭いさせる必要がある。 まず福井総裁の進退問題は「辞めるべきだ」が76%にも達したように、国民の“辞任要求”は日ごと強まっている。金融資産だけで3億5000万円、給料が3500万円、おまけに年金が年間778万円なんてベラボーだ。庶民が「辞めろ」と怒るのも当然である。

 「小泉首相や安倍官房長官が福井総裁をかばっているのは、任命権者としての責任を追及されたくないということと、村上ファンド事件がどこまで拡大するか分からない中で、ドミノ倒しになることを恐れているからでしょう」(政治評論家・浅川博忠氏) 村上マネーが政権を汚染しているなら、かえって国会でガンガンやるべきだ。

 一方で「日銀の独立」を言いながら、小泉・安倍コンビが福井総裁をかばうのは“逆介入”だし、明らかにおかしい。