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政府要人・自民議員の醜聞
(6)政府税調・本間正明会長「5つのウソ」
官舎で愛人と同棲


再掲載日:2006.12.15


◆ 弁明でホンマのことは「女性と交際中」だけ ◆

 政府税調の本間正明会長(62)のクビが危なくなってきた。豪華官舎に愛人(55)と同棲していた醜聞が、進退問題に発展しつつある。本間の釈明会見がウソばかりで、ますます疑惑の炎に油を注いだからだ。

 本間の会見を要約すると、(1)女性は大阪に生活の本拠があり、同居していない(2)引っ越しを手伝いに来ただけ(3)妻とは協議離婚中(4)短期の措置で入居した(5)出来るだけ早く退去する(6)彼女とは誠実に交際している――。

 まず、「同居していない」のウソ。本間が官舎に入った03年1月当初から、「一緒に住んでいる人は奥サンだと思った」と官舎の住民は声を揃える。ちなみに、本間の大阪の本拠も、豊中市内の愛人宅だ。

 引っ越しは「経財諮問会議の民間議員から税調会長就任に伴い、最上階に越しただけ」(霞が関関係者)。だから「短期入居」もゴマカシだ。官僚の間で、官舎の最上階の住人は「特権サン」と呼ばれるという。

 「協議離婚中」もウソ。8年前から別居中の妻(64)はマスコミの取材に「離婚の話は具体的にはありません」と答え、きょう(15日)発売の「フライデー」には、「夫の暴力はありました。そういう人なんです」と家庭内暴力も暴露された。

 「早期に撤去する」とか言いながら、「入居は適正に行われた」とも言っている。それなら、出て行く必要はないはずだ。

 結局、会見でホンマのことは「女性とは誠実に交際している」のひとつだけ。

 自民党税調の町村信孝も「美しい国らしからぬ行為が散見される。首を取るのかわからないが、分かりやすい対応をしてほしい」と話していた。

 本間は「職務を全うしたい」と居直っているが、こんな男に国民の税を決める資格はない。