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誕生以来、打ち出した
政策が庶民の関心外


日刊ゲンダイ

再掲載日:2007.1.23


─ Dailymail Businessより ────────
■ 安倍首相はホントにダメだ
■ 誕生以来、打ち出した政策が庶民の関心外の
■ 「憲法改正」と「教育改革」では参院選は負け
■ 今やるべき政治は一体何なのか 憲法改正ではないだろう
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自民党も公明党もこのまま安倍無能首相をやらせていて
国と国民生活がどうなるかを真剣に考えているのか
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 安倍内閣の支持率下落が止まらない。フジテレビの「報道2001」の調査では、支持は昨年9月の67%から落ち続け、21日放映分では支持が41%、不支持が48%と初の“逆転”。朝日新聞の20、21日の調査では、ついに支持率は39%と、危険水域の3割台に転落した。

 原因は何か。TBSの「時事放談」(21日)で浅野史郎・前宮城県知事と、知日派であるコロンビア大のジェラルド・カーティス教授がそろってこう指摘していた。「政策の課題設定を間違えている。憲法改正をやりますと言っても中身がなければ、できるかどうかという議論にもならない。憲法改正は生活の実感として国民にピンとこない」「格差問題など、もっと国民の身の回りの問題をやるべきだ」 まったく、その通り。政権として何を最優先させるのか、政策の選び方がピント外れなのだ。朝日の調査でも安倍首相を「国民から遠い政治家」と見る人が50%に達
している。

 「安倍首相は憲法改正だ、教育再生だと力んでいるが、国民は関心がない。そもそも、安倍にそんな大問題をこなす能力があるのかと冷めた目で見ています。国民を引きつける政策を打ち出せない一方で、大臣スキャンダルなどが重なるから、支持率がどんどん落ちているのです。ところが安倍首相は思慮がないから、そこに気づかない。先日の党大会では再びタカ派回帰を打ち出し、参院選の争点は改憲だと叫んでいた。つける薬がありません」(政治評論家・山口朝雄氏)

◆ 参院選前の退陣の可能性 ◆

 この調子だと、支持率はまだ下がっていく。

 17日の党大会では会場のアチコチで「元気が出ない大会だ」「中身がなさすぎる」
「小泉さんが懐かしい」と嘆く声が聞かれた。「美しい国 日本」なる看板を背にしてカン高い声で演説する安倍首相ひとりが浮いていた。

「安倍首相に気をつかってか、小泉さんは党大会に来ていなかった。それでも、7月の参院選に向けて『安倍では頼りない』『小泉さんだったら』と、小泉再登板論が強まるはず。身内からも“不安説”が流れるようでは支持率が回復するわけがない。参院選前に30%台前半まで落ちることは覚悟しなければいけないでしょう」(自民党関係者)

 とうとう参院ドンの青木幹雄議員会長は「安倍さんは若いから日本のために働いてもらわないといけないが、参院選で過半数割れすれば自民党も内閣も死に体になる」と過激なことを言い始めている。

 嫌み半分、牽制半分にしても、党内の最大実力者が「安倍首相では勝てない」と参院選前の安倍退陣をにおわせているのだから異常だ。実際、やるべきことをやらず、国民の関心とは無関係のことに血道を上げているようでは、参院選の敗北は確実。 ほんの4カ月前の総裁選で「若さ」と「人気」を売り物に7割近い支持で総理に選ばれた安倍首相だが、もう崖っぷちに追い詰められている。どうしようもないボンクラ首相だ。

◆ なぜ「年金」「景気」「格差」に手をつけない ◆

 自民党や公明党の議員たちはどうするつもりなのか。このまま安倍無能首相を担ぎ続けて、心中する気でいるのか。

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