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ボロボロ出てくる石原疑惑求(2)
〜 ベラボーな税金での飲み食い〜


日刊ゲンダイ

再掲載日:2007.1.27


◆ボロボロ出てくる総額1000万円

 税金を使った豪華旅行が批判された石原慎太郎都知事(74)に、今度は税金での飲み食いが発覚した。高級料亭や一流レストランで一晩50万円以上も使い、総額1000万円の超グルメ生活だ。

 2000年4月から06年12月までの7年間で、石原知事は交際費を
1000万円以上使っていた。赤旗編集部が情報公開で入手した文書で詳細が分かった。

 とにかく、石原知事の飲み食いは半端じゃない。自分の懐が痛まないから、高級店に片っ端から通っている。その一部を紹介すると……。

 05年4月18日。港区赤坂の高級料亭「赤坂浅田」。幻の焼酎「伊佐美」が1本2マン8000円、高級ワインが2本で3万6000円……。しめて37万円。

 02年12月2日。老舗の高級料亭「永田町瓢亭」では13人で総額52万円。

 05年5月9日。最高級フランス料理店「アピシウス」(千代田区)。1本2万円の赤ワイン、前菜はフォアグラ、アワビのステーキ……。請求額は38万円。
すっぽん料理店で20万円などもある。

 「石原知事が問題なのは、身内との会食に湯水のように税金を使っていることです。都の銀行でもある『新銀行東京』の代表執行役や、都の参与、さらには長男、伸晃議員(49)らとの会食にまで19万円の税金を使っている。都の交際費の支出基準では、議員や公務員を相手に飲み食いすることは禁じられています。支出基準に違反している可能性があります」(都庁事情通)

 石原都知事は「なにが贅沢かといえば、まず福祉」と公言しているのに、自分だけ税金を使って「食べ歩き」なんて、おかしいのじゃないか。

 「確かに公務員との会食に交際費を支出することは基準に抵触します。しかし、民間人がひとりでもいれば、公務員は知事のサポート役という扱いになります」(知事本局)