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最後に国民の顔に
泥を塗る小泉訪米

日刊ゲンダイ

掲載:2006年6月29日

─ Dailymail Businessより ────────
■ 最後に国民の顔に泥を塗る小泉訪米
■ 世界中の歴代指導者で政治会談の途次に
■ プレスリーの生家を見に行くたわけ者がどこにいるのか
■ この程度の人が5年も最高権力者だったこの国の惨状実情
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オペラが好きだと公言して見に行くことも多いが、本当は音楽など何も分かっていない
無教養をこの一事で暴露。単なる追っかけのミーハーより低レベルの頭脳であることを証明
彼は結局、総理大臣としてこの国を無秩序にしただけだった
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 小泉首相がきのう(27日)、訪米した。

 マスコミは「日米連携 世界に発信」とか「小泉外交の総仕上げ」とヨイショ報道をしているが、国民が心配する在日米軍の再編やBSE牛肉輸入問題などは、すでに米国の言いなりで決着済み。すべては去年秋に決まっていた。

 「昨年11月に来日したブッシュ大統領は小泉首相と京都迎賓館で会談。

 小泉が『米軍再編は額賀にやらせ、牛肉は中川がやる。ダメならクビを切ればいいんだから』と言うと、ブッシュは『You are smart(君は賢いな)』と応じています。

 この段階ですべてが決まったのです」(外交事情通) だから小泉にとって訪米はお気楽旅行。

 最大のイベント、関心事はプレスリーの生家を訪問することである。30日にブッシュ夫妻とともに大統領専用機・エアフォースワンでメンフィスに飛び、生家や記念館を見学する予定だ。

 しかし、「外交のための訪米中にこんなお遊びを計画するのは前代未聞」と国際ジャーナリストの歳川隆雄氏がこう言う。

 「実は小泉氏には防衛庁の事務次官が同行しています。

 これは異例のことで、沖縄基地の移転問題のツメが終わっていないのです。

 にもかかわらず、小泉氏は早々と米国側にプレスリーの生家訪問のオファーを出して大統領専用機を提供してもらうことになった。外交上いかがなものか、というのが専門家の見方です」

▼ 国民にとって恥ずかしい小泉のプレスリー生家見学 ▼

 小泉はプレスリーが大好き。自分でヒット曲集のCDを監修したり、インタビュー中に突然、「ラブミーテンダー」を歌い出すヘンな男だ。

 小泉はオペラもよく見にいく。外国オペラの日本公演では“首相特権”で楽屋まで入ってはしゃいでいるから、ヨン様追っかけのオバさんと変わらない。

 「オペラとプレスリーはまったく別ジャンルで、両方好きだという人は少ない。

 さらに、小泉氏はX JAPANの大ファンでもある。いくら音楽好きでも、これほどてんでんバラバラでは音楽センスを疑います」(音楽関係者)

 本当は音楽なんて分からない無教養な男じゃないのか。

 そんな首相がプレスリーの生家に行くのは、来日したブッシュが首相専用機で小樽の石原裕次郎記念館に行くよりみっともない。

 かつてエリツィンがベルリンで酔っぱらって、空港の軍楽隊の前で指揮のマネをしたことがあった。世界から「こりゃダメだ」と愛想を尽かされたから、ロシア人はさぞ恥ずかしかったことだろう。

 日本国民にとって小泉訪米はそれ以上に恥ずかしいことだ。

▼ 国民には何のメリットもなかった5年間 ▼

 この程度の男が5年間も日本の最高権力者だったなんて改めて空恐ろしくなる。

 実際、ミーハー男が総理のイスに座ってからというもの、この国と国民にとっていいことはひとつもなかった。

 小泉構造改革は、富者と貧者の格差をどんどん広げた。経済オンチによる不況で企業はリストラを進めたため、非正社員は働く者の4割に迫るほど膨らんだ。生涯賃金は正社員より1億2000万円も少ない。パートやアルバイトになると、その差は2億円以上だ。

 月収14万円前後のフリーターに月額1万3680円の国民年金を払えと言う方がムリだろう。それでも小泉政権はお構いなしで税金や社会保険料の負担を増やした。

 新聞は怒りの投書であふれている。

 〈共働きの妻と1歳8カ月の子のいる私の場合は、地方税と健康保険料が昨年の2倍以上になり、公的負担の合計は100万円を優に超えた。私の年収はサラリーマンの平均、もしくはそれ以下だ〉(26日付朝日)


 〈区民税と都民税の納付通知が届き、驚きました。何と今年度の税金が昨年度に比べ2.6倍に跳ね上がっているのです〉(27日付読売)

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