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  愛知県はまたもや
世界中をペテンに
かけようとした

 
21世紀の巨大開発を考える会
   会長 織田重己


<本件は投稿によるものです>

 2010年に愛知県名古屋市にて開催が決定している生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の開催県である愛知県が またもや 姑息な手を使い世界中の人々、自然保護団体、環境NGO、行政機関を騙そうとしています。

 COP10とは、自然や森林をむやみに破壊しないで、生物の多様性をまもろうという会議です。

 環境省もこの会議で、世界に里山の生態系の維持の大切さを訴えようとしています。日本の里山は、生物多様性の宝庫であり、長い年月をかけ、人間と生物達が共生してきた立派な自然なのです。

 里山は世界に誇れる生物多様性の宝庫であり、この会議は、このような里山を守ろうという会議です。しかし 世界に里山の重要性を訴えるための会議を主催する愛知県は、トヨタ自動車の命令で愛知県豊田市近郊の下山地区(旧下山村)を660Haに渡り、徹底的に破壊しようとしています。

 トヨタ自動車による研究所とテストコースの開発を愛知県自ら土地の買収、造成をしてトヨタ自動車に格安で譲り渡す計画を着々と実行しようとしているのです。

 世界中の人たちを招いて 里山 生態系の大切さを訴えるその裏で 愛知県自ら660Ha(東京ドーム110個分)の里山の生態系を破壊しようと着々と土地の買い占めをしています。

 世界中に里山を守ろうとアピールし、裏では里山の生態系を破壊するその矛盾を解決するために愛知県は、標高300メートル以下は、里山ではないと勝手に定義、トヨタテストコース開発予定地は標高300メートル以上だから里山でない。

 だから破壊してよいという理由をつけて、世界中の人々を欺こうとしたのです。(12月11日 朝日新聞 夕刊より)

 愛知万博で使った世界中をペテンにかけようとした行為を、またCOP10でもやろうとしたのです。

 愛知県内には、企業庁が造成し売れ残った工業団地512万4000uもあるのです。であるのに、まだトヨタ自動車一社のために県民の血税1790億円も使い、貴重な生態系の残る里山(大部分が広葉樹の森)を破壊しようとしています。

 この土地が、トヨタ本社から、近いというだけで、生態系、生物多様性関係なく計画を変えようとはしません。愛知県が言うように、この土地が里山でなければ、奥山(山地)としてなおさら保全が必要であるはずです。

 このテストコース計画地は環境庁のレッドデーターリストで絶滅危惧種に指定されているサシバ オオタカの営巣が発見されています。

 野鳥は約100種貴重種だけでも30種も生息しているのです。食物連鎖の頂点の猛禽類が多く生息できることは生物多様性の豊かさを物語っています。

 誰もが守らねばならないと考える一線級の自然です。普通ならまともな精神を持っていれば、破壊しようなど考えないでしょう。

 そこをトヨタが破壊しようと考え、本来公僕であるための愛知県が、その後押しをしています。今、日本国民のひとりひとりが、このままでは、地球がだめになるとエコを心がけています。

 このような時期に世界的企業とCOP10開催県が、このような認識では、本当に世界は 終わってします。

 読者の皆様、どうか一人でも多くのお知り合いの方に、この開発について知らせてあげてください。

 よろしくお願いします。ホームページを見てもらってください。地球を守るためによろしくお願いいたします。

21世紀の巨大開発
http://bio-diversity.info